<質問が野田弁護士に交代する>
野田「イラストは抽出して審査しますね。枚数は」
佐々木「だいたい全体の一割です」
野田「全体の中で問題のある画像の比率が少ないとすり抜けますよね」
佐々木「最初に販売規約に同意した上で登録をしてもらっています。基本的に権利侵害は起こらないと思います」
野田「当時、児童ポルノにあたるものは販売できないとありましたね」
佐々木「はい」
野田「どういう内容で誰が審査しているか、告知していませんね」
佐々木「はい」
野田「法律を正確には承知していなかった」
佐々木「社内では指導をしていました」
野田「誰が指導を」
佐々木「三浦だったり、辻だったり」
<質問が壇弁護士に交代する>
壇「児童ポルノの審査基準の文書はありましたか」
佐々木「どのあたりの文書ですか」
壇「指導する文書はありましたか」
佐々木「いえ、口頭指導です」
壇「文書指導はなかったのですね」
佐々木「新人に向け、メモ書き程度です」
壇「その中に児童ポルノは」
佐々木「ランドセルなどがあった場合は、まわりに相談する程度です」
壇「定義などはなかった」
佐々木「はい」
壇「顧問弁護士はいますか」
佐々木「わかりません」
壇「辻さんから弁護士と相談したと聞いたことはありますか」
佐々木「ありません」
壇「児童ポルノ法の条文を確認したことはありますか」
佐々木「ありません」
壇「水着でも児童ポルノに該当するということは」
佐々木「今、初めて知りました」
壇「あなたは、該当しないという判断ですね」
佐々木「辻の権限です」
壇「あなたは、児童ポルノかどうかわからなかった」
佐々木「当時の指導では、そうです」
壇「該当しなかったと思って通したのか」
佐々木「サークル様への返信を頂いて通しました。被写体のないキャラなので引っ掛からないという認識です」
壇「それは、会社の結論」
佐々木「はい」
<再び、鈴木検察官が質問する>
鈴木「該当しないとの認識に至ったのは、作家からの連絡ですか」
佐々木「はい、私ではないのですが、自分で想像したものを描いたという話があったから」
鈴木「それが本当か確認しましたか」
佐々木「サークルを信頼して判断したと思います」
<検察官の質問に続き、裁判官が補充質問。まず、西山裁判官が質問をする>
西山「場合によっては犯罪になるという回答をしていましたが、誰がですか」
佐々木「作家です」
<さらに、弁護士が追加質問>
弁護士「あなたは、幇助の成立は考えなかったのですか」
佐々木「具体的にはわかりませんが、そうなる場合が会社にはあると思います」
<質問が終了し、昼休みに入る>
【詳報】なんかのネガキャンか? メロンブックス元社員が検察側証人に出廷 CG児童ポルノ裁判第6回公判のページです。おたぽるは、その他、同人誌、児童ポルノ法、表現問題、メロンブックス、貧乳の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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