TVアニメ『バック・アロウ』え?そこで終わる?かなり中途半端なような第12話

TVアニメ「バック・アロウ」 公式サイトより

 一方シュウは、リュートの研究のおかげで判明したブライハイトが信念子で構成されていることをアロウに説明していた。人間の精神的支柱を核にしたそれぞれの個性がブライハイトの性能に直結していること。ブライハイト戦で負けると肉体が消滅していた理由も、搭乗者の精神を破壊されたことで肉体も信念子と共に散っているのだという。

 アロウが敵を倒した際に肉体が消えない理由もそのあたりにあるようだが、そこはまだ調査中だ。アロウは他の人間よりブライハイトとの親和性が高いところにその理由も隠されていそうだ。分身や変形ができるのもその表れだろう。

 その分、前回レンに怪我を負わされたことで使っていた技が使えなくなる可能性を指摘される。

 いつも的にとどめを刺す際に使っていた技をシュウは「セイバーブロウ」と名付けた。技にはこれから名前を付けていくスタイルらしいが、どこかアニメには関係ない政治のにおいを感じてしまう。作中では指示を出すときに必要だと説明が入るが特にいらないような気もするのだが。

 とにかくこのセイバーブロウを使えれば敵を倒すことができるが、今のアロウに仕えるかわからない。その場合、相手の信念を砕くまで戦うしかないといわれる。それはつまり、相手を殺すということだ。それを聞くとアロウは苦しそうな表情を浮かべる。これからレッカの本隊と戦うことを考えると避けては通れない。

 リュート軍も会議でレッカが予想以上に強かったことに対して危機感を抱いていた。そこに国民たちから戦争を不安視する声が上がってきてしまう。市民はただ安心したい一心で姫の元へとやってきた。フィーネは自分のせいで国民の不安をあおってしまっていることに心を痛め自らの姿と声を届けたいと懇願する。

 ホログラムで国民の前に現れ「リュートは負けない。愛と希望が満ちている」と言葉をかける。この言葉を聞いてとたんに市民は安心していたが、本当にこれだけで安心できるっていうのにも見ている側としては不安が残る。

 一方レッカ側ではレンが修行を続けていた。するとその場にガイが現れレンの覚悟を試す行動に出る。突然縛り上げられ滝つぼに落とされるレン。その流れの中でもがく中、彼女はシュウに一矢報いるまで死ねないという自分の中にある気持ちに改めて気づき、拘束をほどきどうにか戦場に戻らねばともがく。

 翌日改めて戦いの火ぶたが切って落とされる。レッカの進軍をなんとか食い止めるリュートという図式は変わらずだ。その中で、アロウに倒されたはずのカイが怪我を押して再度やってくる。だがただただ意地を張って戦場にたとうとするカイは今のシュウの敵ではない。

 リュートの兵にカイを任せて去ってしまうシュウにくやしさを滲ませ、またシュウの言う通り今のカイではリュートの一般兵にさえ押されてしまう事実に打ちのめされそうになっていた。

 そこに、ガイからの試練に打ち勝ったレンが舞い戻ってくる。自分が縛られていたのは自分の未練であることに気づき、心の弱さを克服した彼女はワインドアッパーを身に着け新たな形のブライハイトを出現させる。それはプラークやアロウの持つ飛行能力を兼ね備えたブライハイト。

 彼女はこのブライハイトでカイの元にたどり着くが、カイの意気消沈した様をみて幻滅してしまう。カイがシュウを倒すために自分は側にいるのにと、その落胆をカイにぶつける。

 レンにぶつけられた憤りを受けてカイも自分の未熟さを知り、気持ちを一新させレンと共に改めてシュウを打つ覚悟を決める。正々堂々武人として、という気持ちこそがすでに己のおごりであり、思い上がりだったのだ。カイとレンのブライハイトは合体し、二人は上空からシュウの元へと向かう。

 プラークが押されるリュートの戦場に助けに入るグランエッジャ。アロウも参戦んし、リュート優勢という流れになってきたのだがそこにレンとカイが現れる。合体して今までよりもさらに強くなった二人。先ほどまでの信念がぐらついていたいカイとは大きく変化したカイを見て、シュウはどこか嬉しそうだが、戦局的にはピンチである。

 襲い掛かるカイたちの攻撃をうけるためにアロウがブライハイトで立ち向かうが、いざ技を繰り出そうとすると、怪我を負った腕に大きな衝撃が走る。

 次回から2クール目ということだが、かなり中途半端なような。まぁ続けていくのでそこまでまとめなくてもいいので問題はないと思うが。テンポ感が良すぎてかなりあっという間に物事が進んでいくので、2クール目も振り落とされないようについていきたい。

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