元「月9」歌手がアニソンで再デビュー!! 『バディ・コンプレックス』主題歌に込めたTRUEの“アニメ愛”と“アニソンの理想像”

1402_true_main.jpgアニメ『バディ・コンプレックス』オープニング主題歌「UNISONIA」を歌うTRUEさん。唐沢美帆名義の活動で知っている人も多いだろう。

『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、数多くのロボットアニメを生み出したサンライズが制作する、現在放映中のテレビアニメが『バディ・コンプレックス』だ。王道のリアルロボットアニメ作品である本作のオープニング主題歌「UNISONIA」を担当するのは、同曲でデビューを果たすシンガー・TRUE。その正体こそ、2001年に月9ドラマ『ラブ・レボリューション』挿入歌「Way to Love」をスマッシュヒットさせ、現在は作詞家として声優ソングやアニメソングなどに歌詞を提供する作詞家・歌手の唐沢美帆である。

 聞けば彼女は歌手デビュー以前から、かなりのアニメファンだったというそうではないか。そこで、今回は念願のアニメソングシンガーとしてデビューを果たした現在の心境や、その胸に秘めるアニメ愛を大いに語ってもらった!

──いきなり私事なんですが、昔CD屋で働いている時に、TRUEさんの本名である「唐沢美帆」名義でリリースしたシングル「Way to Love」がグーッとランキングを駆け上がっていったのをよく覚えています。

TRUE それは13年くらい前ですね。当時17歳でした。

──なので、アニメソングシンガーとして再デビューされるというニュースを聞いた時はびっくりしました。今回テレビアニメ『バディ・コンプレックス』の主題歌を担当されることになったわけですが、J-POPシンガーとして活躍されている頃から、アニメソングを歌いたいという気持ちがあったのですか?

TRUE 私自身、林原めぐみさんや椎名へきるさんがトップのアイドル声優として活躍してらっしゃった時代から、アニメソングや声優さんが好きだったんですけど、(歌手になっても)不思議と、アニメ業界は憧れの世界のままだったんです。(唐沢美帆でデビューした時は)もう大人だったので、その当時の自分の立ち位置と照らし合わせて「(アニメソングは)歌えないだろうな」というのはわかっていましたし。それは、例えば男の子が本当に好きな女の子には手を出せないっていう心境と近いものがあったと思います。自分にとってアニメ業界は神聖な場所であり過ぎたんです。声優さんも大好きなんですけど、私自身は声優をやろうとは思ったことはなくて、普段聴く音楽もアニメソングだったけど、制作側に入ろうという気持ちはまったくありませんでした。

──それが2000年の歌手デビューから14年たった今、アニソンシンガーとして再デビューをすることとなった。その理由と経緯はなんなのでしょう?

TRUE もともとJ-POPを歌っていましたが、歌だけじゃなくて舞台など、芸能界の色んな仕事をするようになった時に、それまで自分が信念としていたものがだんだん曲がってきてしまったような気がしたんです。というのも、さまざまな仕事を通じて色んなことが身について、できるようになってきてはいるけど、本当にやりたいことがぼやけてしまう感覚があった。そこで、今までやってきたことを全部失ってしまうかもしれないけど、改めて「自分のやりたい仕事をしたい」と思った時に、「やっぱりアニメの仕事がしたい」と思ったんです。

 そこで、私にあるのは“音楽”なので作詞家になろうと決めて、2011年にアニメソングの作詞の仕事が多い現在の事務所「SCOOP MUSIC」に入り、南里侑香さんをはじめ、いろんな声優さんの歌詞を書かせていただくようになりました。そこで聴いた楽曲がどれもすごく良い曲ばかりで、また自分も歌いたいっていう気持ちがどんどん高まってきたんです。それで事務所のマネージャーには「機会があったら歌わせてください」って話をしていたところ、たまたまランティスさんが「パンチのあるアニメソングを歌える人を探してる」という話をくださって、今回の再デビューに至りました。

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