ココマルシアターは最後までネタだった……閉館しても燃えた炎上映画館

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『ココロヲ・動かす・映画館 〇 COCOMARU THEATER』(すでに閉館)公式サイトより

 まさか無許可営業だったとは……。

 9月で閉館した東京都吉祥寺の劇場「ココマルシアター」が、飲食店を装って映画館を営業していたとして運営会社社長らを書類送検することを警視庁が決めたことが報じられている。

 この「ココマルシアター」は、長らく『バイオハザード』や『鉄拳』シリーズなどに関わってきたゲーム制作会社「デジタルワークスエンターテインメント」が運営母体として開館前から注目を集めた。

 開館を前に実施されたクラウドファンディングは注目を集め、社長の樋口義男氏はメディアの取材で「ディズニーに負けないグローバル企業になる」ための第一歩などと語っていた。

 しかし、開館してみると運営そのものが映画よりも波瀾万丈すぎて注目を集めてしまった。プレオープンの際には内装工事が終わっておらず、訪れた客が上映途中で退席するほどの出来映え。その後も、設備の不調などを理由として10回にわたって開業を延期し「サグラダファミリアではないか」とも揶揄される状況に。結局、当初の予定から半年遅れて2017年10月に開業したものの、波乱は止まらなかった。

 実際、食べ物は美味しいのだが、開業延期の理由となった空調設備は改善されなかったのか、暖房があまり効いていないことがあったり。映画本編よりも映画館に出掛けること自体が話のタネになりそうな状況が続いていた。

 かつては「こんな名画座があったな……」と、もう歴史の一ページになってしまった映画館を思い出すような状況が続いていた。そして、今回事件となってしまった映画館も公式にはカフェであるとしており、違法なのではないかという指摘も絶えなかった。

「正直、やる気が実態に追いついていなかったんじゃないでしょうか。正式名称が”ココロヲ・動かす・映画館〇”だったわけで、確かに心を動かすことは成功しています」(映画ライター)

 そんな3階に展示されていたのは、「ぞうのはな子」のモニュメント。当初は、アニメ映画を制作するといっていたのだが。いったい、どうなるのか。

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