もうすぐ放送開始!『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』オープニング主題歌「虹を編めたら」を担当するアニソン界注目の4人組・fhánaが織り成す音へのこだわり インタビュー

―― 次はアレンジ(編曲)についてお聞きします。アレンジをする時に抱いたイメージやトライしたこと、意識したことなどを教えてください。

kevin 僕は歌詞からイメージを連想させて音を入れる、ということをやったりしているんですよ。今回、本格的にアレンジを始めた段階で歌詞があがっていたんです。なので、具体例で言うと歌詞の最初の部分にある「雨の匂いに」という部分、ここは雨の音を加工して、さらにイジって……という感じで「これ作った本人にしか分からないだろ!」みたいな細かい作り方をして音を入れているんです。意味付けという感じ、実はいくつかあるんですよ。聞いている人は意識しないと思うけど、本人的に意識しているポイントはありますね。僕の中では歌詞とリンクしている音もあります。最終的に音は加工をしてますけど。これは、いつもやっているのですが今回は特に強く意識してやったかな、って感じですね。

yuxuki 今回は吹奏楽部の学生が活躍するお話です。だから、そういう楽器のアンサンブルを聞かせられたらなあと思っていて……。いつも楽曲にはだいたいストリングスは入っているんですけど、今回はそれに加えてホルンとフルートなど、吹奏楽で使う楽器も使っているんです。それによって楽器の音が出てくるポイントを精査しています。たとえばAメロだとまず主人公二人の楽器でもあるホルンとフルートがメインで出てきて、そこから場面が変わって次の展開にいく……というような編曲になっています。各楽器が活きるような感じで作っているんです。

佐藤 なるべくスッキリさせたいなあという意識はありました。今回は歌詞にも出てくるアンサンブルをより意識したいと思っていました。

―― 今回、TVサイズとフルバージョンの2つを聞かせていただきました。同じ曲なのですが、フルバージョンはまた違った印象を受けますね。

佐藤 僕らの曲はそういう感じが多いですよね(笑)。TVサイズの89秒でアニメ主題歌としての機能を果たしますが、そこから後も「色々やっちゃうぜ!」っていう(笑)。アンサンブル的なところでいうとストレングスアレンジで川本(新)さんにお願いしています。fhánaのストレングスアレンジは、だいたい川本さんにお願いしているんです。ちなみに、ストリングスアレンジを依頼する際、何となくのイメージを伝えて、基本お任せでお願いするというパターンと、こちらでストレングスのフレーズや音のラインを作曲の段階で作り込んだうえで「ブラッシュアップしてください!」ってパターンがあるんです。今回は後者ですね。そうすると他のメンバーの楽器がいい感じに入りやすいというか……。最初に設計図が出来ている状態から始まっているからスッキリ作れたのかなって思いますね。

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