もうすぐ放送開始!『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』オープニング主題歌「虹を編めたら」を担当するアニソン界注目の4人組・fhánaが織り成す音へのこだわり インタビュー

1601_fhana01.jpg左から佐藤純一、towana、kevin mitsunaga、yuxuki waga

 初野晴による推理小説シリーズ(角川書店)のアニメ化『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~(以下、『ハルチカ』)』にてオープニング主題歌を担当する4人組バンド・fhána。これまでに数々のアニソンを手掛け、アニメやゲームにも造詣の深い4人が作り出した新曲「虹を編めたら」が2016年1月27日にリリースする。 

 この楽曲はfhánaらしいキャッチ―なメロディに加え、かなり細部にまでこだわった音が散りばめられており「音楽好き」と自負する人なら絶対に聞くべき1曲に仕上がっている。この曲はいかにして誕生したのか……? 『ハルチカ』に対する想いから、音に対するこだわりまでをメンバーに聞いてみた。アニソン好きならずとも、音楽の道を目指している人にもぜひ記事はチェックしてほしい。

―― 楽曲制作にあたり、みなさんも原作小説を読まれたかと思います。どんな印象をお持ちになられたのでしょうか?

towana ミステリーとして描かれているのですが、テンポよく読み進めていけるのでこれは読みやすいな、という印象でした。話の核になっている謎自体にも興味を惹かれますし、謎を解決する方法も丁寧に描かれていてわかりやすいんですよね。とても読みやすい小説だと思いました。

佐藤純一(以下、佐藤) 実はお話をいただくまでは原作を存じあげていなかたんです。それで楽曲制作のお話をいただいてからアニメのキービジュアルを見て、「キャラクターがかわいいな」と。「キャラデザは『なまにくATKさん』……いいじゃん、これ!」って感じですね。そんな印象から入りつつ、お話の概要を見ると「吹奏楽」で「ミステリー」で「青春」ということで、どんな感じだろうと思いながら読んでみたら予想と違って、要所に重い要素もあって、深い作品だな、と。でも僕の場合はキービジュアルから入っているから、そう思うんですよね。原作、特に文庫の表紙は大人向け少女マンガのようなイラストですし、ハードカバーの表紙も大人向けのような装丁だから、ギャップが生まれたのかな……。そのギャップの面白さも感じました。今も現在進行形で楽しく読んでいる最中ですね。

kevin mitsunaga(以下kevin) 最初の印象は「ハイブリット」ですね。さまざまな要素が絡みあっている、という印象でした。主人公たちと先生という人間関係を物語で見せつつ、吹奏楽部を舞台にしたミステリー。このミステリー要素が物語の中核を最も担っていると思うのですが、でも簡単な一言ではいい表せないジャンルになっているという……そんなところが好きですね。主題歌のお話をいただき、曲を担当させていただく事が決まった時に僕らの音楽も「色々な要素を含んでいて、ジャンルを一言で言い表せない音楽」なので、すごくマッチングしていると感じたんです。原作と同じ空気というか……そこもいいなと思いました。

yuxuki waga(以下yuxuki) 僕は本作がアニメ化をする、ということで読み始めたんです。作品を読んでいると映像が浮かびますね。それぞれのキャラクターの個性が豊かで際立っているから、動いている様子も目に浮かぶんです。物語のほうも、ちょっとしたきっかけで話がドンドン広がっていって、想像もしていなかった方向に転がるんですよね。それが面白くて……。だから事前の情報だけでなんとなくアニメを見始めた人は驚くだろうなっています。個人的にはその反応も楽しみですね。

もうすぐ放送開始!『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』オープニング主題歌「虹を編めたら」を担当するアニソン界注目の4人組・fhánaが織り成す音へのこだわり インタビューのページです。おたぽるは、アニメアニソンの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!