法テラスで「相談」できる人は、ごく一部?報酬未払いにライターが挑む【法テラス編】

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 ライターの私は、現在原稿料の未払い問題のさなかにいる。「完成原稿をもらったわけではないので、交通費と必要経費しか出せない」という先方に対し「途中までの作業料(原稿料)は欲しい」という私の主張が、ひたすら平行線をたどっているという構図だ。前回(http://otapol.jp/2015/10/post-4111.html)は法律相談に行く前までの心構えについて触れたが、今回は、困った時にどこに相談するかについて触れていきたい。

■法テラスは基本的に「案内」するところで、「相談」するところではない

 未払いで要求している原稿料は数万円程度なので、民間の弁護士、司法書士事務所などに相談しにいったら、それだけで費用が飛んでしまう。民間の事務所で無料相談をしているところもネットで見かけられたが、これとて先方は商売、「導入はタダですけどね」だろう。じゃあ、タダのところだけ利用しますね、というのも武士道に反する。

 報酬未払いトラブルにおいて、全体の流れは「基本は話し合い」→「それでもダメなら裁判」になるとはネットで調べた。しかし、具体的にどう進めればいいのかがよくわからないので教えてほしいし、何より、先方の言い分はメールでもらっているので、こちらを第三者の法律の専門家に見てもらい、果たして私は今後のフェーズに進んでいってよいものなのか、という肌感を教えてほしかった。がんばったところで割に合わないのなら、無理はしたくない。そしてまた、次回以降、同じようなトラブルに遭遇しないためのポイントも聞きたい。

 困った時は行政のサービスだ。コマーシャルで以前見た「法テラス(http://www.houterasu.or.jp/)」のホームページを調べると、トップページに「法テラスは、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です」とある。「総合案内所」という文字に、ちょっと嫌な予感がする。「解決のための手段を教えてくれる場所」ではないのかもしれない。

 私は個人事業主で確定申告をしており、その際も各種行政サービスに何回か問い合わせをしたが、その経験からこういった相談は電話やメールでなく、対面が一番楽だと実感している。こちらは素人なので、そもそも何がわからないのかもよくわからない、というありさまだ。こんなときはニュアンスが伝わりやすく、資料なども見せられる対面相談が一番スムーズに進む。

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