アニメ『プランダラ』ただただエロと寒いギャグを垂れ流す捨て回だった第19話

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TVアニメ「プランダラ」公式サイト

 2クール目にして一番のクソ回がやってきた。やっと物語が進んできたと思ったら、寒いギャグシーンとエロ描写を大量に時間をつぎこんだだけの捨て回だ。
 
 みんなが過去から帰ってきたことを祝してナナが強制飲み会を開く。この飲み会描写も長くダラダラとしていて見ていて苦痛を強いられる。セクハラ、パワハラの飲酒強要を強いるシーンは胸糞以外の何物でもない。だが全員ナナの辛い過去もしっているしジェイルは過去、300年後に思いっきり遊びに付き合ってやると宣言してしまったために断れない。

 陽菜は捨て身の覚悟でリヒトーに体の関係を迫ったが、300歳年上の彼からみたら子供を相手にするようなものだと、嘔吐されて断られたことでやけ酒に走るなどカオスな状態に。
 
 飲んでいる時とシリアスをメリハリをつけて飲んでくれればいいのだが、シリアスパートの入れ方が唐突なうえに大げさにやるので、素人の演劇を見ているかのような覚めた気分になってしまう。そして入れなくてもいいようなエロ描写が無理やりねじ込まれるので余計に見ていて興ざめしてしまうのはこの作品特有のノリだから仕方がないのだろう。諦めの境地で眺めるのみだ。

 このエロパート要員としてしか出番のないリィンも見ているだけで痛々しい。本当に何のためにいるキャラクターなのだろうか。陽菜を目立たせるための噛ませ犬キャラだったような気もするが、300年前からその座にはナナがいたのだ。

 ナナが気丈にふるまうのも、過去の出来事が大きく関わっているから。リヒトーが自分の前では仮面を取らなかったのに陽菜に出会ってから仮面を外すようになったのは、自分の顔を見るとリヒトーが戦争を思い出してしまっているからだと思い込んでいた。いくら明るくふるまっていても、300年前から好きだった人にそう思われてしまっていると思い込んでいるのは、辛いものがある。

 だがナナが過去にいくメンバーに残した動画をリヒトーに見せたことでこの誤解は解かれることに。リヒトーはナナの気持ちに全く気付いておらずただただどんな顔していればいいかわからなかったから仮面を外すことができなかったという理由だったらしい。

 誤解が解けたけれども、結局ナナのプロポーズについては言及しないあたりに答えは出ているような気もするが、さすがに300年ずっと傍にいてくれたナナに対してはリヒトーも思うところはありそうだ。

 ナナについてはひたすら感謝の情が見えるリヒトーだが、陽菜の執拗な「抱け」発言には嘔吐という態度を取る。その態度に傷つき酒をのみ何度もリヒトーに迫るが、それには陽菜の母に秘密があるようだ。

 ギャグパートの合間にいくらシリアスを差し込んできても取り返せない。説得力が激減するということにそろそろ気付いてほしいが、今後の展開をどう軌道修正するつもりなのだろうか。
(文=三澤凛)

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