新たな実験的なライブイベント「エースク」主催者が語るアニソンシーン

1602_a2_02.jpg“アニソン”でつながったアーティストやアイドルが大集合した「エースク」。

 アニメソング(アニソン)なら何でもアリ! 影山ヒロノブ、遠藤正明、angelaといったアニソンを専門に歌うアーティストから、i☆Ris、A応P、アフィリア・サーガ、アイドルカレッジなど、“アニソン”でつながったアーティストやアイドルが一堂に会したイベント、「LIVE A2 2016 -アニぱら音楽館×A-POP PLUS-」(読み:ライブ エー スクエアード 2016。以下、エースク)が、東京・豊洲PITで1月17日に行われた。

1602_a2_01.jpg「AT-X」濱田啓路氏、「キッズステーション」竹内誉人氏。

 前代未聞のセットリストの事前公開でも話題になったエースク。観客とアーティストが一緒に歌う企画も用意され、その今までにない会場の一体感に、アーティスト自身も大興奮。観客参加型であるこの新しいイベントの背景には、現在のアニソンシーンの縮図が描かれているという。それを紐解くため、主催者であるこども・アニメ専門チャンネル「キッズステーション」の竹内誉人氏と、アニメ専門チャンネル「AT-X」の濱田啓路氏と、にインタビューした。

■紅白で石川さゆりが歌った「残酷な天使のテーゼ」は、昔だった考えられない

――はじめに、今のアニソンはどのようなものなのか、アニソンの現在地を教えてください。

竹内誉人(以下、竹内) アニメというのが出てきて、それに付けられた主題歌を歌っていた、水木一郎さんや、ささきいさおさんなどが第一世代だと思います。ちょうど、今のアニソンのライブや番組の作り手が、子どもの頃に聞いていた人たちですね。当時は、作品に即した歌が作られていました。

濱田啓路(以下、濱田) 歌詞にタイトルが入るとかね。

竹内 そういうのがアニソンの最初だと思います。昔は歌謡曲ベースだったものが、80年代の中盤にきて、影山ヒロノブさんや、若手だと遠藤正明さんとか、わりとロック系のアーティストが歌うようになりました。そして、90年代くらいになると、アニメが製作委員会方式で作られるようになります。その時期の代表的なアニソンのひとつが、『るろうに剣心』のJUDY AND MARYによる「そばかす」だったんじゃないかな。その後、みんながアニソンとして認知しているけど、実はJ-POPですよという作品がけっこう出てきてました。その時に、今まで音楽と作品の関連性があったアニソンが、J-POPのタイアップソングになってしまったといえますね。

濱田 『鋼の錬金術師』とか、あの辺ですよね。

はなまるぴっぴはよいこだけ

はなまるぴっぴはよいこだけ

CMの子ってイメージからおそ松の子になったもんなあ

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