青木玄徳に聞く刻命裕也の魅力「杉田智和さんの声を一瞬意識しました」~『コープスパーティーBook of Shadows』

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――刻命は作中で投げかけられる“とある言葉”をきっかけに、豹変してしまうと思うんですけど、青木さんはその前も嘘なく演じていたんですね。

青木 嘘なく演じました。みんなを助けたいという気持ちは本当にあったんです。むしろ、嘘なく演じたほうのが面白いんじゃないかって。はじめから騙す予定だと、若干裏の心が読まれやすいし、薄いかなって思ったので。どっかで嘘つこう、どっかで狙っていこうっていうのは、中盤、若干入れながら演じました。

――作中では、がっつり顔に特殊メイクをしていると聞いています。

青木 もう、たぶん相当なものだと思います。「まさかここまでするとは」って思ってくれたらうれしいです。現場で監督とカメラマンさんも「ここまでしてくるとは思わなかった」と言っていたんで。それと、今回特殊メイクをしてくれた方がですね、『仮面ライダー鎧武』でも特殊メイクをしてくれた方なんですよ。なのですごく信頼してできましたね。まあ、結構強烈なメイクなんですけど……。

――それは見どころのひとつとして楽しみにしたいところですね。

青木 そうですね。ちょっと一回は心臓が止まるんじゃないかな(笑)。結構強烈ですよ……。

――新しい青木玄徳が見れるということでしょうか?

青木 そうですね。ただまあ、『テニミュ』の跡部や『仮面ライダー鎧武』の戦極を経て、このキャラクターかなっていうのもありますけどね。今作とはまったくの別物ではあるんですけど、その2つのキャラクターが濃く出てる気がします。

――そんな刻命を演じてみて、感じた魅力はありますか?

青木 魅力ですか……。正直、台本を読んだ時にいろいろ僕自身個人的な部分でお芝居と、また、お芝居に含めたいと思った感情というか、焦燥感や「くそ」っていう気持ち、「あー!」っていう気持ちをこの役にぶつけてみようかなと思っていて。刻命はちょうどぶつけられる良い器の役だったと。その代わり、ぶつけにいくわけですから、ちょっと「見られるの怖いな」っていう(笑)。いいタイミングで、いろいろこう人生に関して「うわあああ」って溜まっているものとかを、この役で全部当てていこうと思って。

――では、青木さんの本気がうかがえるものになっているんですね。

青木 本気というか狂気ですね(笑)。僕自身の中にもある狂気という。それを刻命で放出していこうと。だからと言って僕がそういう人間だってわけではないですよ(笑)!

――刻命裕也を演じたことで、ご自身の中で何か変化はありますか?

青木 変わったことはあると思うんですが、わからないんですよね。本人は(笑)。ひょんなところに出るんだと思うんですが……。何かが取り憑いたような感じはします。演じた数だけ性格とか、ちょっと人生を変えられてしまったように思います。いい意味で影響を与えてくれている気がしますね。

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