■生駒ちゃんはすごく良い女優になれると思う
――撮影中、印象に残った出来事はありましたか?
青木 僕と生駒ちゃんの身長差かな(笑)。結構びっくりしますよ。生駒ちゃんに襲いかかるんですけど、そのシーンをモニターで見ると「……(身長差)けっこうあるなあ」って(笑)。生駒ちゃんは、「捕まった宇宙人みたいだ」って言っていましたよ。
――主演の生駒里奈さんは初共演でしたが、どのような印象でしたか?
青木 生駒ちゃんはしっかりとやってくれて、引っ張ってくれた、すごくいい主演だったなと思いました。「そんなに経験がないんです私。なので足引っ張ると思うんですけど、よろしくお願いします」って言ってたんですけど、全然そんなことなくて。映りもすごくきれいだし、表情もすごく素晴らしいし、僕はすごく良い女優さんになれると思いました。でも、僕との身長差が……そのあたりがちょっと(笑)。
――撮影中の印象的なエピソードはありますか?
青木 欅坂46の石森虹花ちゃん、僕の特殊メイクを見て泣き始めてしまいました(笑)。そもそも彼女、ホラー苦手らしいんですよ。本気で泣いていました。ただ、一緒のシーンがワンシーンだけあって、そのシーンはね、ちゃんとプロなんです。泣かずに撮影しました。でも、カットがかかった途端、涙目になってましたが(笑)。でも本当の意味でプロ魂を見せてもらいましたよ。
――今回、出演陣の中で最年長だった青木さんですが、みなさんを引っ張る立場でもあったのでしょうか?
青木 僕が引っ張るということはないんです。第1作目には出ていないんで。なので、刻命というキャラクターが物語を掻き回すように、僕もみんなを掻き回していこうかと。もちろん、プライベートではなくお芝居に入ったらという意味で(笑)。その気持ちはいつもあって、そこに、如月学園の子たちがどう反応を起こしてくれるか、どういう受け取り方をしてくれるのかというところもすごく楽しみでした。実際、池岡くんとはちょっとしたアクションもあるので、ぜひそこも楽しみに観てほしいと思います。
――以前、28歳で高校生役を演じることに不安を語っていらっしゃいましたが、実際に演じてみていかがでしたか?
青木 それはもう常にありますよ(笑)。ただ、このキャラクターは高校生でもあるんですが、それとはちょっと違う部分が見せどころだし、魅力だったりするので、今思えば、逆にちょうどよかったと思いますね。
――以前、『テニミュ』で青木さんが演じられていた跡部も中学生でしたもんね……(笑)。
青木 そうですよ。跡部というキャラクターも中学生ですから! しかも、その後も大学生を演じていましたからね。いつか小学生役もくるかもしれない……(笑)。
――ご自身の実年齢より若いキャラを演じるということについて、意識したことはありますか?
青木 それは結構気を使いましたね(笑)。メイクさんには力を貸してもらって、髪型なんかもいつもはしないような、「外ハネにして」とか頼んだり、若く見えるようにしてもらって。でも、生駒ちゃんとか希美ちゃんとか(石川)恋ちゃんとかみんな優しいから、「まだ高校生に見えますよ」って優しい言葉をかけてくれました(笑)。
――『テニミュ』キャストとの再会はいかがでしたか?
青木 池岡くんとは「うれしいな」と話をしました。『テニミュ』のときは敵同士でずっと争っていたので、「こうしてつねくんと一緒に肩並べて、うれしいです」って言ってくれて。まあ、また奇しくも今回も敵同士だったんですけど(笑)。ただ、すごくうれしかったです。あと、亜飛夢くんはちょっと天然だなって(笑)。『テニミュ』の役のイメージもあって、もうちょっとクールで冷静な子かと思ってましたけど、現場でどうしても繰り返しちゃうことがあって。「君のセリフからスタートだよ」っていうのを忘れてたりするんです。カットが一回かかって「次、もう一回君からね」って、始まったらまったく違うシーンのセリフを言い出して。とりあえず、僕もそのシーンのセリフを思い出して撮り続けたんですけど、やっぱり途中でカットがかかりました。彼、本当に天然なんでしょうね(笑)。
青木玄徳に聞く刻命裕也の魅力「杉田智和さんの声を一瞬意識しました」~『コープスパーティーBook of Shadows』のページです。おたぽるは、インタビュー、映画、特撮、その他、杉田智和、仮面ライダー、仮面ライダー鎧武、テニスの王子様、テニミュ、コープスパーティー、インタビュー、青木玄徳、コープスパーティー Book of Shadowsの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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