原作の発表からすでに15年以上が経つが、いまだに人気が衰えないホラーゲーム『コープスパーティー』。昨年4月に行われた同ゲームのイベント「コープスパーティー 如月祭」では、スタッフが完全なノリだけで実写版のプロモーションムービーを発表し、ファンの間で実写化がネタとして話題になったことも。しかし、今年に入り、まさかの実写映画化が本当に実現。8月1日から全国の劇場で公開がスタートした。
『コープスパーティー』は、児童四名連続誘拐・殺害事件が起こった“天神小学校”に閉じ込められた主人公たちが脱出を試みるという物語だが、登場人物たちを襲う残酷な運命が見どころ。特に、原作者の祁答院慎氏による残忍な描写が、プレイヤーに多くのトラウマを与えてくれるため、祁答院氏は“外道淫”の呼び名でファンから愛されている。
そうした『コープスパーティー』の生みの親である祁答院氏が、8月2日にシネ・リーブル池袋で行われた映画『コープスパーティー』の舞台挨拶に登場。さわやか系イケメンの甘いマスクの下から、残酷描写が大好きな“外道淫”ぶりを覗かせた。
舞台挨拶の冒頭、実写映画化にあたっての感想を求められた祁答院氏は、「現実でみなさんが演じていただいたことで、だいぶ前から育て続けてきたキャラクターたちに、やっと出会えた感じがしました。昔からのゲームのファンも喜んでくれるので、映画化してよかったと思います」とごく普通にコメント。
その様子に、このまま特に祁答院氏が目立つことなく終るのかと思えば、その考えは甘かった!
注目シーンについて出演者たちが、嘔吐するシーンや探していた仲間を自ら殺めるシーン、登場人物たちが狂気に満ちていく描写など挙げていく度、祁答院氏の表情に笑顔がこぼれだす。そして、「本当にひどいことを考えたなと思います」という出演者の発言に、「本当にひどい話でしたね〜(笑)。もう考えた通りです(笑)!」と満面の笑みで応える祁答院氏。
そして最後に、現在公開されている通常版ではカットされている残酷表現を収録した「『コープスパーティー』アンリミテッド版」が9月19日から公開されることが発表されると、ついに喜びのあまり踊りだす始末。MCからコメントを求められ、「ずっとこれがほしくて。ありがとうございます!」とうれしさを語る祁答院氏だった。
残酷描写はどのくらいグレードアップしているのか。“外道淫”ファンは、アンリミテッド版も要チェックだ。
(取材・文/桜井飛鳥)
■映画『コープスパーティー』
8月1日(土) シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
公式HP:http://cp-movie.jp
■『コープスパーティー』アンリミテッド版
9月19日(土)より公開決定
<公開劇場>
シネ・リーブル梅田(大阪)
シネマート心斎橋(大阪)
ブリリア ショートショート シアター(横浜)
今後他の劇場でも公開調整中!
詳細は映画公式サイト(http://cp-movie.jp)をチェック!
「本当にひどい話でしたね〜(笑)」 映画『コープスパーティー』舞台挨拶で原作者“外道淫”は終始にんまり顔のページです。おたぽるは、コンシューマーゲーム、ゲーム、トラウマ、コープスパーティー、祁答院慎の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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