『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出』 シネコンで人気の4DXシアターはもう体験した？　美少女アイドルと一緒に濡れ濡れになるオリジナル新作が登場

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日本初となるオリジナル4DX作品『ボクソール★ライドショー』に主演した3人。 右から渡辺恵伶奈、岡本夏美、松本妃代。

　17世紀に作られた世界初のテーマパーク「ボクソールガーデン」に因んでネーミングされた『ボクソール★ライドショー』はこんな内容。仲良しの女子高生アイドル・ナツミ（岡本夏美）、エレナ（渡辺恵伶奈）、キヨ（松本妃代）の3人は映画館のスクリーンに生中継される肝試し番組に出演することに。夜な夜な女の泣き声がするという山奥の廃校へと、カメラマン兼ディレクターの田代（白石晃士）に連れてこられた。この田代は、『コワすぎ！』『超コワすぎ！』シリーズでもおなじみのカメラマン。低予算のホラー番組だけでは食べていけないらしく、オール韓国ロケ映画『ある優しき殺人者の記録』（14）でとんでもなく怖い目に遭ったにもかかわらず、またアルバイトに精を出している。田代はよっぽど深い業の持ち主なのか、今回もいたいげな女子高生アイドル3人を想像を絶する恐怖体験へと巻き込んでいく。

『ボクソール★ライドショー』より。廃校に閉じ込められたナツミたちは 懸命に脱出方法を探す。メガネの男性は田代役の白石晃士監督。

「私たち、これから肝試ししま～す」と女子高生アイドルたちがノー天気に中継を始めると、途端に女装姿の狂人が現われ、3人＋田代に向かって石を投げつけてくる。「これ、演出じゃないんですか？」と驚きながら閉鎖された廃校の中へと逃げ込むアイドルたち。ぎゃはははは!!!　狂人の笑い声が響き渡り、廃校の中はさらに恐ろしいアクシデントが次々と襲い掛かる。アイドルのひとりは物の怪に取り憑かれて写真NG級の形相に。2階、3階へと駆け上がると、ますますワケの分からない異界のモンスターたちが迫ってくる。どうすればこの状況を終わらせることができるのか？　取り憑かれた仲間を放ったまま逃げ出していいのか？　初めての体験に戸惑うアイドルたちの表情を、田代は執拗にカメラで記録する。

美少女たちが恐怖に顔を歪める姿が堪らない。『コワすぎ！』のファンに おなじみのモンスターに彼女たちも遭遇するはめとなる。

『コワすぎ！』『超コワすぎ！』シリーズで暴力ディレクターに扮した大迫茂生が本作では女装の狂人役で現われ、アイドルたちをドン引きさせる。また同シリーズで常識あるアシスタントを務める久保山智夏がこれまた意外性のあるキャラクターでドッキリ出演。『ボクソール★ライドショー』は、『コワすぎ！』『超コワすぎ！』と何らかの因果関係があるパラレルワールドとしても楽しめるようになっている。また、廃校という舞台は、『コワすぎ！』の中でも人気作『真相！トイレの花子さん』や『超コワすぎ！』の第1弾『恐怖降臨!!コックリさん』でもおなじみの場所であり、30分という上映時間の中に白石ワールドの魅力が濃縮された格好だ。

 
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