『アナ雪』『マーニー』に続け!? 百合展開にぬるぬるの肉弾戦もアリな『トッキュウジャー』第21駅

 グリッタの身体となったミオは、夏の日差しに耐えられずに、公園の木陰で一時休憩をすることに。そこに通りかかったミオの身体を持ったグリッタ嬢を追いかけます。一方、明と合流したライトたちは“あまり長く入れ替わっていると、拒否反応で死んでしまう”ことを知り、トッキュウジャーに変身してシャボンシャドーと対戦。それにしても変身すると心のほうじゃなくて、身体のほうに合った姿になるんですね(例:身体はトカッチで心はライトの場合は、トッキュウ2号となる)。これを撃破して、みんな元の身体に戻ることができたのだった。だが本当は体力的にキツイのが明らかなのに「大丈夫」と強がってみせるミオに対して、ついにカグラの思いが爆発。カグラが、仲間なのにもっと弱音や本音を見せてくれないと助けることができない、と言い放つと、ミオは自分の気遣いがカグラに距離を置かせてしまっていたことに気づき、本当の気持ちを打ち明ける。一層絆が強まり、お花の中を手をつないで、キャッキャッと走り回る二人。

『アナと雪の女王』に『思い出のマーニー』と、ダブルヒロインが流行ったとみるや、早速プロットに取り入れるこの節操の……いや臨機応変さ。作品を売るためであれば手段を選ばない東映イズムが感じられます。こりゃそのうち百合戦隊来るで。

 そしてディーゼルオーとビルドダイオーが、巨大化したシャボンシャドーの泡爆弾でぬるぬるの泡まみれにされながらのくんずほぐれつの肉弾戦を繰り広げる最中、ミオとカグラがポリスレッシャーとファイヤーレッシャーで駆けつけ、シャボンシャドーを撃破。その頃、グリッタ嬢はシュバルツ将軍と約束しておいたかけおちの場所に急ぎます。

 ところが、そこに現れたのはシュバルツ将軍ではなく皇帝ゼット! 実はシュバルツ将軍は皇帝ゼットと通じており、グリッタ嬢の密会はすべて筒抜けになっていたのでした。靖子節に慣れているはずのファンも、この展開には「ド外道がぁぁぁ」「シュバルツ、マジ鬼畜」「グリッタ、売られた!?」と大騒ぎ。しかも、ここで次回に続くというアメリカンドラマも真っ青な引きに、次回についてネットのあちこちで熱い予想議論が勃発! 次回までにこれまでの総復習が必須となった第21話でした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、ミオのお祭りの記憶をもとに、自分たちの住んでいた町の手がかりに迫るライトたち。一方、キャッスルターミナルに引き戻されたグリッタ嬢は、このまま皇帝ゼットと結婚させられてしまうのか? シリーズも折り返し間近で、ターニングポイントとなる展開が予想される「第22駅 女帝の誕生」です。予告編では目を赤く染めたグリッタがロボを操っているように見えましたが……グリッタ嬢の運命が気になる人もそうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 今回、公開中の映画告知のため、EDの列車紹介はありませんでした。
(文/雑賀洋平)

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