確かにドリルは“掘る”ものですが……お茶の間にちょっぴり気まずい空気が流れた『トッキュウジャー』第18駅

――日本全国のちびっ子から青少年、大きなお友だち、さらにはお母さん方といった女性までもを魅了する特撮ヒーローたち。そんなヒーローの活躍を世に広めるためのレビュー! これさえ読めば、気になる特撮作品のあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『烈車戦隊トッキュウジャー
第18駅「君の名を呼べば」

【今週の極私的見どころ!】
 ザラム改め明の助手席に乗るのは誰だ!? 

 保線作業のため駅から駅へ、足こぎトロッコで移動するザラム改め虹野明(演:長濱慎)。いまやイベントなど以外では、あまり目にすることのない昭和チックなアイテムの登場に一部の鉄オタが感涙。また今は道具が置かれているその助手席に座りたい、あるいはライト(演:志尊淳)を座らせたいと興奮する女子も多数出現するなど、冒頭の、それもわずか3秒足らずにもかかわらず、放送時異常な盛り上がりを見せたシーンとなった。

【今週のオススメ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら)

 一度はトッキュウ6号に変身したザラムだったが、元シャドーの彼を正式にメンバーに加えるかどうか、トッキュウジャーと車掌(演:関根勤)とチケットくん(CV:山口勝平)は議論を重ねていた。「あいつは裏切るようなやつじゃない」とザラムを全面的に信じるライトと、シャドーに戻る恐れもあると反対するヒカリ(演:横浜流星)が対立。カグラ(演:森高愛)たちも、まだ全面的にザラムを信じる気持ちにはなれずにいた。トッキュウジャー同士の間で不穏な空気が流れる中、烈車はシャドー怪人・リングシャドー(CV:三宅健太)が支配する駅“変頭痛”に到着。そこではリングシャドーによって名前に反応して、頭をしめつける金輪をつけられた町の人々が、お互いの名前を呼ぶことさえできず、怯えて暮らしていた。トッキュウジャーの面々がかけつけると、烈車より一足早く駅に到着したザラムがリングシャドーと接触していた。ザラムへのヒカリの疑念が深まる中、戦いが始まった……。

 なぜか朝っぱらから、おネエ言葉で迫るリングシャドーを、『マクロスF』でのボビー・マルゴなど、あからさまに男くさいオカマキャラをやらせれば天下一品な三宅健太氏が怪演。

 おまけにザラム役の長濱慎氏が、ガテン系なこともあって、ネット上では二人の絡むシーンのたびに、おそらくサタデーナイト・フィーバー上がりの二丁目関係の方々による「ウホッ、いい男」的な書き込みが連発。一方、腐女子な皆様は、ザラムを信じきっているライトに苛立つヒカリを見て「嫉妬してる」「ライトの煽りテク、上級」など、こちらこちらで大忙し。と、ここまではワタクシ、何やらいつも以上に心は乙女な人々に向けた話だなー、と思いながら、親戚の子どもたちと気軽に見ておりました。まさか、あんなクライマックスが待っているとは、予想もせずに……。

確かにドリルは“掘る”ものですが……お茶の間にちょっぴり気まずい空気が流れた『トッキュウジャー』第18駅のページです。おたぽるは、特撮その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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