【インタビュー】1年ぶりのフルアルバム『SECOND』をリリースするGeroが語る、アーティストの“現在”!

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 動画投稿サイト「ニコニコ動画」の「歌ったみた動画」で人気を博し、2013年にメジャーデビューを果たしたシンガー・Geroが、7月2日、1年ぶりとなるフルアルバム『SECOND』 をリリースした。

 本作は、メジャーデビュー以降全国26か所を巡るライブツアーを成功させたほか、数々のアニメソングタイアップ獲得、ニコニコ動画で活躍するアーティストとのイベント開催、情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ)の1コーナー「ミドリgaマドグチ」を担当するなどメジャーシーン、マイナーシーンを問わない精力的な活動を繰り広げてきたGeroの一年間の集大成ともいえるバラエティに富んだ、エンターテイメント性満点の一枚となっている。

 今回は、Gero自身にニューアルバム『SECOND』制作の裏話から、彼が見る音楽シーンの「現在」について語ってもらった!

■やりたい音楽と冷静に向き合った『SECOND』

――アニメ『BROTHERS CONFLICT』主題歌「BELOVED×SURVIVAL」でデビューして以来、この一年でGeroさんの活躍の場は劇的に広がっていますね。

Gero そうですね。『めざましテレビ』さんの「ミドリgaマドグチ」コーナーでインタビュアーを担当させていただいていますし、自分が主催するライブイベント「ちゃんげろソニック」もやらせていただいています。他にも√5っていうニコニコ動画発のボーカルユニットの蛇足と、蛇下呂というユニットを組んだりと、楽しくバカなことと音楽活動をやらせてもらっています。

――そんな怒涛の一年間を経てリリースされる今回のアルバムですが、前作に比べてさらに音楽のジャンルが幅広い一枚になりました。

Gero デビューアルバム『one』は、ハードロック色の強い攻め攻めでイケイケのアルバムだったのですが、今回は「どういう曲にチャレンジしたいのか?」「どういう曲を聴いてほしいのか?」というのを冷静に考えて決めていったら、こういう感じになりました。

――心境の変化があったということですか?

Gero いや、そういうわけじゃないんですよ。『one』の時は「一枚目だぞ」っていう勢いや衝動を何も考えずに出すのが大切かなと思っていたんです。その衝動に乗っかったら、攻め攻めなハードロックや重い曲がたくさん入ったアルバムができあがったんです。そこで次はやりたいことを冷静に考えたうえで、全く異なる作り方に挑戦したんです。まず14曲という枠組みを決めて、ロックな曲は数曲、メタルを1曲、バラード曲を1曲、バカな曲2曲……と、全部ホワイトボードに書き出していって、そこに作家さんを当てはめていきました。

――その作家陣ですが、ニコニコ動画やネットを中心に活動しているアーティスト、ボカロPも多くラインナップされていますね。

Gero (ネットで活躍するアーティストは)勢いがありますし、いい意味でみんなひねくれてるんですよね。普通っぽいのを作りたくないというか……「鉄板」「これは間違いない」というものをあえて外してくるんです。だからこそ「おっ」てなる曲もあるし、逆にダメになる曲もたくさんあると思います。でも、僕も「そこが素晴らしい」と思って彼らの音楽を聴いていたので、そこを大事にしたいんです。だから、ボカロPや僕の友達のアーティストにお願いしましたし、同時に第一線で活躍してらっしゃるプロミュージシャンの方にもお願いしました。

 今回は「飽きないアルバムにしたい」というテーマが自分の中にあったので、構成も飽きないためにあれこれ考えて……作家さんもヒャダインさんを筆頭にコロコロ展開が変わったり、ついつい目で追っちゃうような詞を書く人を呼んだり。だから、作家陣のラインナップは自分の中でこだわったポイントです。結果的にいいバランスのアルバムになったと思います。

SECOND(通常盤)

SECOND(通常盤)

豪華クリエイター参加でも話題。

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