【インタビュー】1年ぶりのフルアルバム『SECOND』をリリースするGeroが語る、アーティストの“現在”!

■ネット活動に対する認識が変わってきたメジャーレーベル

――今までお話を伺って、Geroさんはテレビなどのメジャー媒体とネット媒体を自由自在に行き来している印象があります。

Gero そうですね。やっぱりテレビという媒体はすごい発信力を持っていて、大きな影響力を持つ存在だと思います。でも、今はネットの力もすごく大きくなってきているという実感があります。三年くらい前だと、メジャーレーベルでは(ネット上で自由な活動をすると)「同人」だとか「素人っぽいことをしちゃったね」という感じに受け取られるのが一般的だったんですが、最近はどこのレーベルも「何をやっていいよ」「活動の幅を自分で広げていってくれ」と言ってくれます。だから、みんなも知ってるアーティストさんが、同人即売会でCD出すということも増えてます。(メジャーとインディーズの)境目があやふやになってきているのかな、って思います。

――『めざましテレビ』でGeroさんを知ったリスナーが、今回のアルバムを通じてネットにエッジなミュージシャンが集まっているということを知ることで、ネットに音楽ファンが流入してくるという現象も起きるのではないのでしょうか。

Gero そういう動きは、すでに軽く起こっているのかな。小林幸子さんやSOPHIAの松岡充さんがニコニコ動画に投稿したりしていますし、今活躍されているアニソンシンガーの方の中にも「実は元々ニコニコ動画で投稿していました」っていう方もいます。そういう部分では、ネットとメジャーのシーン両方をうまく使って活動するのもアーティストのひとつの形としてあっていいのではないかな、と思いますね。

 人によっては「メジャーに行ったのに、ニコ動に来るなよ」って言う人もなぜかいるんですけど、僕は「別にいいじゃん」「だって、求められてるんだもん」って思うんですよ。そこで商業的にうまくいってるなら、別におかしな話じゃないですよね。そういう方は、きっと「メジャーなんだから、女々しい真似はよせ」みたいな意味で言っていると思うんですけど、ネットでもメジャーシーンでも求められている以上、両方やっても自分にはマイナスにならない、お客さんにとってもマイナスになる感じが今のところは見えない。だったら両方やって、うまく活動の幅を広げていったほうがみんなのためになるんじゃないかなと。

──確かにそうですね。

Gero こういう(「歌ってみた」動画のような)シーンが生まれてからまだ数年しかたってないので、失敗している人も成功している人もまだいない。だから自分が思う通りに、面白いことをやっていけたらいいな、と思ってます。

SECOND(通常盤)

SECOND(通常盤)

豪華クリエイター参加でも話題。

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