【インタビュー】1年ぶりのフルアルバム『SECOND』をリリースするGeroが語る、アーティストの“現在”!

――そんなネット発ミュージシャンによる楽曲が並ぶ中、SEX MACHINEGUNSのANCHANGさんが作詞・作曲を手掛けたメタル曲「うどん2」は強烈な存在感を放っています。その歌い方や熱のこもり方から強烈なリスペクトを感じました。

Gero ANCHANGさんは僕が神様だと思ってる方ですからね。これまでに雑誌で対談させていただいたり、ライブにゲスト出演していただいたりして、ちょくちょく会うことがあったんですよ。でも、曲を作っていただけるとは思っていませんでした。この曲は、僕なりのリスペクトを詰め込みました。収録後、「キーが高いからレコーディング大変だったろ」って言われたんですけど、僕はSEX MACHINEGUNSをを歌い始めて14年なので、実は今回のアルバムの中では一番早くレコーディングできた曲でした(笑)。毎回レコーディングの時は歌い方やテンションなど、その曲の正解を探す作業が必要なんですが、この曲はその必要がありませんでしたね。

――憧れのアーティストが自分のために作った曲を歌うのは、どんな感覚ですか?

Gero いやな言い方に聞こえると思うんですけど、なんか気持ち悪いですね(笑)。「これ僕が歌っていいの?」みたいな。ファンとしては、ANCHANGさんが歌ってるバージョンを聴きたいくらいなんですよ。だから半分は「ANCHANGさんに作ってもらって僕が歌ってるんだ……ぱねぇ! 言葉では言い表せない!」という気持ち。もう半分は「SEX MACHINEGUNSのカバーをしているのかな?」という気持ちがあって、面白いですね。ただ、曲ってライブなどで歌いこんでいくことで成長していく部分があると思うので、これからどんどん僕の歌としてなじんでいくと思います。

――本編最後の曲「吾輩はオス猫である」は、シングルとしても発売された楽曲です。MVも含めて、エンターテイナーとしてのGeroさんの魅力が詰まった曲ですね。作詞・作曲はヒャダインさんです。

Gero 今回のアルバムをシングルにしたらこうなったって感じです。他の曲でいろんな面を見せたうえで、「面白い」「飽きない」という僕を表現した曲なんじゃないかと思います。常に真面目な部分とバカな部分をはっきり出していきたいな、と思って活動しているんですが、前作シングル「~Outgrow~」がとても真面目な曲だったので、今回はボケようと思ったのがこの曲の生まれたきっかけです。

 ヒャダインさんと打ち合わせをした時に、「最近どうなの?」「僕、最近猫飼いたいですね」って話から猫の話題になって、気づいたら下ネタの話になって。いつの間にか監督とGカップ美女を呼ぶかって話になっていました。PV撮影の時はご出演頂いた葉加瀬マイさんを前にして、初めて僕、自然に手を合わせましたね(笑)。

――アルバムを通して聞くと、Geroさんの持っている音楽性の引き出しは非常に多いなという印象を受けました。『one』とまた違った名刺的な一枚になっているといいますか。

Gero 僕としては1stと2nd両方同時に聴いてくださいくらいの気持ちです。2枚組のアルバムくらいの印象がありますね。この2枚を聴くことで、Geroの全体像が見えるんじゃないかな。いわば「第一部完!」みたいな感じなので、正直、次はどうしよう……と思っています。

SECOND(通常盤)

SECOND(通常盤)

豪華クリエイター参加でも話題。

【インタビュー】1年ぶりのフルアルバム『SECOND』をリリースするGeroが語る、アーティストの“現在”!のページです。おたぽるは、インタビューアニメアニソンの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!