恵比寿に咲いたロックの花! 人気アニソン&ロックチューンに魂震えたnano.RIPE ワンマンライブ・レポ!

1403_nano1.jpg(写真/キセキミチコ)

『花咲くいろは』『のんのんびより』など、話題のアニメ主題歌を数多く手掛けるロックバンド・nano.RIPEのワンマンライブツアー「ハナアカリ」初日が、3月16日、東京・恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。

 思春期の少年少女のようなピュアネスを感じさせるボーカル・きみコの歌声。ソリッドなロックサウンドに乗せて紡がれる文学的なリリック。そんな唯一無二の世界観を歌う彼女たちの今回のツアーは、本来、3月8日、大阪・umeda AKASOでスタートする予定だったが、きみコの体調不良により急きょ延期。結果的にこの日のステージが初日を飾ることとなった。

 ファンとしては、きみコの体調が気になるところだが、ステージに登場した彼女は、「自分の生きる場所」とまで言い切るライブステージをふいにしてしまったフラストレーションをすべて吐き出すかのような、全力のパフォーマンスを披露。バンドメンバーもそんな彼女の思いを受けて、いつも以上にエモーショナルな演奏を叩き込んだ。そんなnano.RIPEのロック・スピリッツが凝縮されたライブの模様をレポートしよう!

1403_nano2.jpg(写真/キセキミチコ)

 照明が落ちると、幻想的なサウンドに乗せてきみコのリーディングが会場に流れ出す。散文的な言葉が紡がれるたびに、会場はnano.RIPEの色に染まっていく。そして、ついにメンバーが登場。大きな歓声と手拍子が会場に響き渡ると、きみコのかき鳴らすギターをトリガーにして、最新アルバム『涙の落ちる速度』のリードトラック「ウェンディ」からライブがスタート。

 疾走感あふれるオープニングナンバーに続いて披露された「空の少年」では、フロアから自然にクラップが始まった。しょっぱなから会場のテンションはマックスだ。衝動的にギターをかき鳴らし、真っすぐ前を見据えて歌うきみコ。タイトなリフを刻むササキジュンのギター。ワイルドなパフォーマンスとともに、バンドをグイグイと引っ張るアベノブユキのベース。加入1周年を迎え、バンドの屋台骨として確かな存在感をアピールするドラムの青山友樹。会場の熱気を受け止めた4人のサウンドは、しっかりとかみ合ったギアのようにどんどん加速していく。

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