アニメ『虚構推理』鋼人七瀬編がなかなか解決しなくて間延び感?第6話

アニメ「虚構推理」より

 鋼人七瀬編が長い現在6話。鋼人七瀬で1クール分を使い切ってしまいそうだ。
 
 前半は紗季さんのお部屋で対鋼人七瀬対策についての話し合い。人の噂話からなりたっているという鋼人七瀬を撃退するにはどうしたらいいのか。これをとにかく話し合う。

 とにかく噂に立ち向かうには新しい話を用意しなければならない。そのためにも琴子は紗季さん力を貸してもらおうと思ったのだ。警察で持っている事件の詳細を知り、それと現場の霊の目撃状況を合わせ、話を作るのだ。

 鉄骨が落ちてくる際に身を避けようとした様子がないことから、元々自殺したいという気持ちがどこかにあったのではないかと言われていたが、目撃者の霊も同じことを言っていたために、警察の捜査が優秀であることが裏付けられる。

 現場で霊を呼ぶときに琴子が魔法少女のように魔法陣を描くシーンがあったが、琴子はかなり形から入りたがるようだ。物語の中で数年時間が経っていても服装が全く変わらない当たりに、琴子本人のこだわりの強さが垣間見られる。執着が強いともいえる。だから九郎のことも何年も待てたのかもしれないが。

 琴子が虚構の推理を作り上げ、それを盤石なものにするために九郎のくだんの力が役に立っているという。「おまえのために何度でも死ぬ」という、琴子が勘違いしても仕方がないような台詞を言いながら死ぬことで確かな未来を見てくるという九郎。

 未来というのは、たくさんの可能性の中の一つ。可能性という道がいくつも伸びてその一本を選んだことで未来が決定する。くだんが見る未来は死と引き換えにするために未来の確立が強くなる。だから信頼のできる未来になるそうだが、遠い時間軸のものは見れないなど色々制約が多いようだ。

 まだどことなく九郎の琴子に対する気持ちがドライにも見えるが、彼は彼で琴子の恋人ポジションを楽しんでもいるのだろうか。彼の過去は分からないことが多い。

 鋼人七瀬との戦いに備えて策を練っていかねばと考える琴子。まだ鋼人七瀬事態に人を殺す力はないだろう、と高をくくっていたがその間に紗季さんの同僚が彼女の手にかかり亡くってしまう。人を殺してしまう事態が起こると、また攻略に時間がかかってしまう。しばらく続きそうな鋼人七瀬事件。どことなく間延びした感も出てきているので、早期解決に努めてもらいたい。
(文=三澤凛)

アニメ『虚構推理』鋼人七瀬編がなかなか解決しなくて間延び感?第6話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!