アニメ『虚構推理』山中の沼に遺体を捨てたのに見つけてほしいとは?第2話

アニメ「虚構推理」より

 そんな普通ではない2人が、“怪異”たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!『虚構推理』の第2話が放送された。

 前回の引きで、「妖怪を食べた」という衝撃的な発言をした九郎さん。それを追求するシーンから始まるかと思いきや、別日に病院でばったり再開するところからスタート。だが、琴子の側にいた一反木綿も九郎に会った瞬間に逃げ出そうとし、彼らの中では九郎は無類の妖怪グルメで出会ったら食べられてしまという噂で持ち切りなんだという。

 彼は11歳の時、人魚の肉を食べたらしい。それゆえに大怪我をしてもすぐに再生するという力を手に入れた。元々人魚の肉を食べると不老不死になるという逸話があるが、きちんと成長はしているところから不老不死の力ではなさそうだ。それはもう一匹食べた妖怪の力が不老不死の効力を打ち消しているのではないか、というのが九郎本人の予想だ。だが、そのもう一匹についてはまだ言及されていない。

 琴子は病院で出会った彼に、大蛇の相談を受けるのに同行してほしいと誘いかけるが「ゆっくり豚汁が食べたい」という理由できっぱりと断られてしまう。だけどなんだかんだと言いながら琴子のことを心配してくれている節がある九郎さん。物理的な力がないのに怪異と関わることを心配したり、フリフリのお洋服で山の中に行こうとする彼女にパーカーを貸してくれて豚汁やらおにぎりを持たせてくれたり、最終的には山についてきてたり……とかなり気を使っている。

 まだ九郎さんの心使いにそこまで気付いていない琴子は、一緒に来てくれない九郎さんにぶつぶつ文句を言いつつ、今回の依頼主の築奈沼のヌシである大蛇の元へ訪れる。主様の依頼は、沼で発見された他殺死体について。その死体を運んだ女性がなぜここにわざわざ運んで捨てたのか、納得のいく理由を聞きたいというのが依頼内容だった。

 それというのも、死体を沼に捨てた女は去り際に「うまく見つけてくれるといいのだけれど」という言葉を残している。これがヌシ様が気になっている点だ。人里離れた山の中の沼に捨てるという一見誰にも見つからないための遺棄なはずなのに、見つけて欲しいようだ。
 
 琴子は自身が調べてきた事件のあらましと自分なりの推理を披露。だがヌシ様は大きな見た目によらず細かい性格のようで琴子の推理に「なぜなぜどうして?」と質問の嵐。そこそこに複雑な事情が入り組む事件だったが、回答の続きは次週に続くという。

 オープニングとエンディングどちらも琴子目線と九郎さん目線ぽいのだが、どちらも最後は相手がいないでうつむく終わり方なのが気になるところ。まだまだ恋人関係には至っていないものの、今後二人の恋模様がどうなるのか、このオープニングエンディングが何かを暗示しているように思える。

 九郎さん闇深そうだけれども、琴子の押しなら案外ころっといけそうな気がしなくもない。
(文-三澤凛)

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