アニメ『虚構推理』宮野真守出演作は名作確定?斬新な設定が興奮を呼ぶ異形ミステリー!第1話

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アニメ「虚構推理」より

  “怪異”たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]『虚構推理』。第1話が放送された。

第1話 一眼一足

 岩永琴子は、病院で偶然出会った桜川九郎に一目惚れした。それから二年後、機会を伺っていた琴子は、結婚を前提に付き合わないかと九郎に提案する。元カノ・紗季と別れた話を語り始めた九郎に、自身の“正体”を明かす琴子。そんな中、琴子の元に化け狸が現れ、図書館の結界が破られたと告げて……!

 宮野真守さんが出ている作品は名作っぽい気がする。そんな単純な理由で鑑賞してみた。作画がすばらしい。これは間違いなく力の入ってた作品だ。

 主人公の琴子が病院の入り口で待ち伏せしていた青年・九郎に声をかける。彼女は彼の命の恩人なのだという。そんなこと全く覚えていなかった九郎だが、2年前にこの病院で転倒しそうになったところを助けたことがあった。その時にお礼を言われた際に「命の恩人として記憶してくれ」と告げていた。
 
 琴子はこの時に九郎に一目ぼれ。自分が通院している病院だったこともあり、看護師たちへの調査により彼がどんな人間なのか、年上の彼女がいて結婚秒読みなのではないかという情報まで手に入れていた。

 しかし、今回声をかけたのは彼が彼女と別れたという情報を得ていたからだった。晴れて独り身になったのだから自分と付き合わないか、と堂々とした告白。しかし見た目が幼いからか、ほぼ初対面だからか、断られてしまう。

 別れた理由を訊くと、彼は彼女と一緒にいった京都旅行の話をしてくれた。夜に鴨川沿いを散歩していた時に河童に出会ったようだ。そんな河童を見て、彼女は怯え震え九郎に抱き着いてきたという。だが、彼はそんな彼女を置いて逃げ出してしまい、そのことで二人の間に亀裂が入ってしまったらしい。

 だから自分は琴子の相手にはふさわしくないといって去ろうした。しかし、琴子はその話には間違いがあると指摘する。逃げ出したのは九郎ではなく、河童だというのだ。河童が見るだけで逃げ出してしまう九郎を不気味に思い、彼女に別れを告げられたのが真相だ、と。
 
 琴子は河童とも面識があり、さらにそこかしこにいる怪しいものたちの存在を感じとることができるらしい。それは彼女が11歳のころに、そういった類のものに2週間ほど攫われ知恵の神になることを望まれたからだという。

 そういったものたちは概ね知能が低く、力をかしてくれ、争いを鎮めとりなすものを探しており、選ばれたのが彼女だったのだ。彼女はその頼みを快諾。「おひいさま」と呼ばれ頼られる存在となった。

 そんな琴子は一目ぼれ以外にも、九郎に近づいた理由があるようだった。一眼一足の存在は神の声を聴く巫女とも呼ばれる。それゆえに妖たちにすら怖がられる存在の九郎を理解できるのは自分しかいないとも思っているらしく、彼にそのことを理由に協力を願い出る。図書館に暴れまわっている悪霊がいるらしい。九郎の力を見抜いていた彼女は、九郎がいればその悪霊も簡単に退治できるかと思っていた。しかし、悪霊があまりにも狂暴化していたために苦戦を強いられてしまう。
 
 九郎は自らの手を悪霊に食べさせることで駆除することに成功する。彼の力を見抜いてはいたが、どんな使い方をするか察していなかった。琴子は腕を一本食べられてしまったことで動揺するが、九郎の腕は一瞬で再生した。彼は、11歳の時に妖怪変化を2種類ばかりたらふく食べたというのだ。それゆえに手に入れたのが、妖たちがもれなく恐れる力、再生能力らしい。

 琴子、そして九郎にも謎が多くかつ様々な魑魅魍魎が絡んでくる不思議な物語。これからが楽しみだ。
(文=三澤凛)

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