『凪のお暇』慎二の行動に視聴者ドン引き?ドラマオリジナル展開も見られた第2話レビュー

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『凪のお暇』公式HPより

 仕事も恋も全て捨てた 28歳OLが突然の失踪! 追いかける元カレと新しく出会う人たちを巻き込んだ人生リセットストーリー! 『凪のお暇』第2話がオンエアされた。

 原作のストックが少ないなか、サクサクと進んで行くドラマ版。変な改変が無いといいと思いながらも、違いを見つける度に「お!?こう来たか」と納得したり訝しんだりと忙しい。

 今回は黒木華演じる大島凪のお暇生活の中で縁の深い人物たちと、仲が深まっていく様が中心に描かれた回だった。その中でも特にキュンとしたのがお隣に住んでいる小学生、うららちゃん。クールでしっかりとしている彼女。だけど本当は、鍵っ子だったり貧乏暮らしだったりと、色々な部分を友達と比べて落ち込んだり悩んだりしている年相応の女の子。

 友達の前で子供らしくはしゃいだり、見栄を張っている姿を凪に見られたことにより抱えていた思いを吐露。そこから凪とうららちゃんの仲良し生活が始まる。

 原作だとうららちゃんが友達と興じていたのは「〇〇キュア」的なアニメであったが、ドラマでは「TikTok」。これは安良城ゴン役の中村倫也がCMをしているからなのだろうか。

 さて、そんな中村倫也演じるゴン。作中誰よりも原作に似ていないキャラクターだと思うが、ドラマの中だけを見るとただのふんわりイケメンにしか見えない。危険な香りというか、優しいイケメン。自由に生きているイケメン。原作の抗えない世界観のゴンさんとはまた別の意味で「そりゃ好きになっちゃうよ」という感じは出ている。

 しかし高橋一生演じる我聞慎二と全く反対の男だということは間違いがない。だからこそ、凪に対して空回りしまくっている慎二と比例して、どんどん距離が縮まっていく構図が生きている。ふたりでぼんやりワンコインBBQをしたり、ババ抜きしながらほっとポテト理論を軽くいなしちゃったりと、凪からの好感度も急上昇。

 そんなふたりの様子を見てしまって気が気ではない慎二。慎二の気持ちを知っていると行動全てが愛おしくなってくるのだが、凪から見たらたまったもんじゃない。好きな子はいじめたくなっちゃうとか、小学生か。単純に「好きだ」「寂しい」って言えばいいのに、言えないのが慎二。

 「好き」って言ったのに耐えきれなくて「好きなんだろ、俺のこと」なんて馬鹿なことを言っちゃうし、ゴンに見せつけるようにキスするし、そりゃ殴られるという行動ばかりとってしまう。

 そしてまた、大号泣しながら家に帰るというかわいそうだけど、かわいいという不思議な気持ちにさせてくれる慎二。Twitterでは「慎二やべぇ」というハッシュタグがトレンド入りしていた。がんばれ慎二。

 そして今回のドラマのラストは、オリジナル展開が挿し込まれていた。ハローワークで知り合ったねずみ講女子の坂本が、まさかの凪の家の近くに引っ越してきたのだ。友達になったからみたいなこと言ってたが、それって慎二よりやばいのでは。この不思議な展開は一体どんな結果を引き起こすのか……。
(文=三澤凛)

凪のお暇

凪のお暇

キャラの雰囲気が原作とかなり違う

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