■汗ばむコスプレイヤーの脇の下をくんくん
「ビオレ ニオワンダーランドZ」のステージは挑戦的だった。コスプレイヤー3人がサウナルームにそれぞれ入って汗をかき、その汗ばむ脇の下を、観客がくんくんと嗅ぐというものだ。ごまかしは一切なしで、サウナルームも実際に確認すると、むわっとするほど熱く、コスプレイヤーたちはしっかり額にも汗をかいている。「商品そのものが、汗のにおいをなんとかしたいと思って作ったものです。それを体感してもらえるイベントとして、思い切って脇のにおいを嗅いでもらうイベントにしました。弊社としてはチャレンジな企画になりましたが、こういうイベントなので、みなさんに楽しんでもらえたらと思ったのです」と花王の担当者。花王株式会社は今回、超トイレ協賛で「ビオレ/メンズビオレ 薬用デオドラントZ」のサンプルを無料配布している。
オタクイベントでは避けられない、におい問題。担当者も「盛り上がって汗をかいたときに、においを気にする方もいらっしゃると思い、サンプルをトイレで使っていただければ、商品の良さがわかっていただけると思いました。汗をかいても匂わせないという商品なので、とにかく汗をかくところで多くの人に使ってもらいたいと考えたとき、超会議がピッタリだと思いました」と語る。トイレにあるサンプル置き場をみると、すでに空。自分のにおいが気になっていた人たちがたくさんいたことがわかった。
■ファッションビルのマルイにアニメ事業部!? なぜ?
「マルイ」と言えば、日本有数のファッションビルだが、それが変ろうとしている!? 「超 マルイノアニメブース feat.シャフト」では、そのタイトル通り、『魔法少女まどか☆マギカ』などで知られるシャフトとコラボレーションをしていた。昨冬のコミックマーケットで紹介を受けたことをきっかけに、何か共に取り組みができないかということで、今回の超会議への出展が決まったという。今後は、マルイ店鋪でのイベントも検討中だとか。だが、そもそも、マルイはなぜアニメに力を入れるのか。
「近年、アパレルファッションからお客様の足が離れてしまっている実態があり、よりお客様の求めるサービスを提供したいと思いました。弊社は5~6年前からアニメキャラクター関連のイベントを展開しており、昨年4月には、アニメ事業部が発足しています。そこから、マルイ各店などでアニメを軸としたイベントを展開しているのです」と担当者は話す。若年層ほどファッション離れが進んでいると言われる一方で、アニメやキャラクターは好きという現状がある。アニメ事業部が出来てからは、ECサイトでも本格的にファッションアイテム以外も扱うようになり、アニメ好きな若年層という新しい客層がマルイに足を運ぶようになったという。今後は小売業の強みを活かし、普段使いできるアニメとファッションを融合させた商品なども提供していきたいそうだ。
大盛況だった『けもフレ』ブースに、“超大人”なN高生徒…「ニコニコ超会議2017」ブースの裏側を取材してきたのページです。おたぽるは、イベント情報・レポ、アニメ、リアル脱出ゲーム、原田真緒、ニコニコ超会議、サンリオ、けものフレンズ、ボーカロイド、N高の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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