大盛況だった『けもフレ』ブースに、“超大人”なN高生徒…「ニコニコ超会議2017」ブースの裏側を取材してきた

■男性ゲーマー層を取り込むサンリオの挑戦

1705niconico_10.jpg男性でも楽しめるゲームを展開するサンリオ。

「超~新作ゲーム体験会」は、サンリオとアニメイトがコラボしたスマホゲーム『ザ・マジック ナイトメア』を紹介するブースだ。アニメイトグループの株式会社オーシャンフロンティアに、元スクウェア・エニックスのディレクターがいたことをきっかけに、サンリオから「今までにない新しいコンセプトのゲームを作ってほしい」という話が持ちかけられ、開発が始まったという。

男性ユーザーでも楽しめるサンリオゲームをコンセプトに、ダークファンタジーを意識した世界観やアメコミ調にしたところが、今までにないところです。また、今までのゲームはカジュアルな物が多かったのですが、戦略性を持たせたり、やり込み要素を十分に取りいれたりと、しっかりと遊べるゲーム設計にしました」と担当者。サンリオからも、今までにないところまでに踏み込んだキャラクターデザインで、既存のユーザーだけでなく、男性ユーザーをはじめとするコアなゲーマー層にもアプローチしていけそうだと期待されているようだ。

一番気にしていたのは、電車の中で男性がプレイしていても、違和感がないデザインにすることです。サンリオキャラクターのかわいらしさが出ないよう、かなり気を使いました」と担当者。たしかに、イラストを見ると、今までのサンリオキャラクターにはないカッコよさを感じる。サンリオの新しいチャレンジが見られるこのゲーム。リリース予定の2017年夏が待ちどうしい。

■「N高文化祭2017」に行ってみたら生徒が“超大人”

1705niconico_11.jpg“超大人”なN高生徒さんたち。

 ニコニコ超会議は、N高等学校の文化祭でもあることを忘れてはならない。今年は昨年よりも規模が大きくなり、“何をするか”から生徒たちは考え、主体となって運営を行っていたそうだ。実行委員のAさんに話を聞くと、「『ドラゴンクエストX』を使った『ネット遠足』を紹介するステージを担当しましたが、まずスクウェア・エニックスさんの許可を取る必要があり、どう紹介するか企画や台本を考える過程が難しかったです。大人は仕事でどうやって企画を考えているのかということがわかり、勉強になりました」と語る。

 Bさんは、「N高はみんなお互いを助け合う心を持っている、家族のようなんです。N高体験コーナーも手伝いの呼びかけにみんなが応えてくれて、協力してスタッフをしてくれたことに、やりがいを感じました」と話す。一方で、「N高はこうして見ていると、ただ楽しそうな学校って思われる節があるけれど、自分から動かないとその良さに気付けないんです。積極的に行動するというのが大前提だからこそ、私も進んで実行委員になりました」とCさん。

「だから、行動力も身につくし、どんどんN高が好きになるんです。やりたいことの方が多いので、その分やるべきこともやろうと思える。そのバランスがいいですね」と語る生徒たち。時には意見のぶつかり合いもあったそうだが、「それを乗り越えてこそ、人間として成長できるし、いいものができるんです」と口を揃える。大きなイベントを経て、成長したN高生は超大人だった!

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 2日間で会場を訪れた総来場者数は、過去最高を記録した昨年を上回り、15万4,601人。ニコニコ超会議の勢いは、とどまることを知らない。会場では、イベントの終了とともに翌年開催の告知はなかったが、どうやら「ニコニコ超会議2018」は行われるらしい。例年と違う対応に、来年は何か変化があるのか。これからも目が離せない。
(取材・文/桜井飛鳥)

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