大盛況だった『けもフレ』ブースに、“超大人”なN高生徒…「ニコニコ超会議2017」ブースの裏側を取材してきた

■音楽活動を始めた自宅警備隊の理由が不純過ぎる

1705niconico_03.jpg「自宅警備隊宅外派遣本部」のみなさん。

 一昨年は“等身大人生ゲーム”、昨年は“人生が積む”にかけた巨大ジェンガゲームと、毎年趣向を凝らしていた「自宅警備隊宅外派遣本部」。が、今年は違った。なぜかブースにはキーボードやドラムなどがセッティングされている。これはステージ!? 「リア充になるためにはどうしたらいいんだろうと思っていたら、“バンドマンはモテる”というメディア操作を受けまして……。自宅警備隊もバンドマンになれば、リア充になれて、モテるのではないか、むしろ、リア充を打倒したいということで、音楽活動を始めました」とのこと。

 しかし、バンド発足は今年2月でライブは2回目。練習場所も、“スタジオ”という名の各々の自宅らしい。さらには「ライブは自宅で演奏しているノリなので、失敗してもいいや……というより、自宅警備隊としてはプロなので、失敗はプロ級に失敗します(キリッ)」という始末(ダメじゃん)。

 さらには、自宅警備隊で首都特殊作戦群 SOF(Special Operations Forces:特殊作戦部隊)というすごい肩書きを持った、「小森ねる」という謎の隊員まで登場。なんでも、表の姿ではニートの心の声を歌う“ニーティスト”を自称し、今回がデビューライブらしい。

1705niconico_04.jpgどう見ても……?

 その彼女に音楽活動について聞くと、「会社を辞めて、働かないで稼げる方法考えたら、印税生活だと思いついたので、歌を作りました」と話す。そのわりには、ライブ中に寝るなど、やる気がない。だが、この小森ねる、顔や声が元グラドルの原田真緒にそっくりだ。そこを問いつめると、「はらだんとはネッ友です。活動を応援してもらっています」とだけ。いやいや、そんなことはないだろう! 一体、自宅警備隊はどこに向かおうとしているのか……。

■総額1,200万円が“お触りOK”でポンと置いてある

1705niconico_05.jpgこう見えて意外にも……?

「東京とびもの学会 超会議大会」のブースには、マニアックで超貴重な物が展示されていた。日本で最初に開発され、打ち上げられたペンシルロケットだ。開発を行っていた東京大学の故・糸川英夫教授の研究所に技師として入った人物が、記念として保存していた物らしい。全種類が一堂に会すのは、この東京とびもの学会での展示だけ。しかも、お触りOKだという。触って何がわかるのか聞くと、「実はいろんなところが、バラせるんですよ。中の形状は普段見られないですからね。しかも、当時は今みたいにコンピュータで計算されて作っている訳ではなく、職人さんが削って作っているんですよ。この中に火薬を入れて飛ばすのですが、簡単にスッと火薬が入るという、職人さんのすごい技術も感じられます」とのこと。

 そんなペンシルロケットのお値段は、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)の鑑定で1本300万円。4本で総額1,200万円の品が、ポンと警備員もいないただの長机の上に置いてあるのだ。なぜそんなに気前がいいのか聞くと、「僕らも持ち主も、こういう物は触ってもらってなんぼだと思っています。だから、僕らがやっている限りは、これはガラスケースの向こう側ではなく、触れる状態で展示していきたいですね」。学ぶことの楽しさは、こういうところにあるのかもしれない。

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