女性スーパーヒーローの本命、ワンダーウーマンの画像がネットに流出して話題に

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　女性スーパー“ヒーロー”の筆頭格『ワンダーウーマン』に抜擢されて注目を浴びる女優のガル・ガドットが、撮影の合間に撮った画像をネットに投稿してファンを喜ばせている。

■撮影中のワンダーウーマン姿をネットにリーク！

　今年全世界で大ヒットした『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』にみられるように、ここのところ何かと注目を浴びるスーパーヒーロー大作映画だが、来春公開予定の『バットマン vs スーパーマン　ジャスティスの誕生』に、女性スーパー“ヒーロー”の本命、ワンダーウーマンが登場していることも話題になっている。そしてワンダーウーマンが主人公の映画『ワンダーウーマン』が2017年6月に公開されることが決まっており、早くも部分的に撮影がはじまっているようだ。

　スーパーヒーロー好きにはたまらないニュースが続々と届いている昨今だが先日、ワンダーウーマン役の女優、ガル・ガドットが、ロンドンで行なわれた撮影中にスマホで撮ったと思われるワンダーウーマン姿をツイッターに投稿して話題を呼んでいる。

ガル・ガドットTwitterより。

　現時点で『ワンダーウーマン』の撮影はイギリスとイタリアで行なわれているといわれ、ここでは第二次世界大戦中のシーンが収録されているようだ。その証拠に、当時の服装に身を包んだクリス・パインが演じる米陸軍情報部員のスティーブ・トレバー少佐や、その同僚役と思われるサイード・タグマウイの姿をとらえた画像も投稿されているのだ。現在これらの画像がファンを熱狂させており、リツィート数が膨れ上がる事態を迎えている。

　原作コミックやテレビシリーズなどを目にしたことがある向きにとって、ワンダーウーマンといえばあの星条旗をモチーフにした赤と青のカラフルなレオタード(!?)やミニスカート姿を思い浮かべるだろうが、ガル・ガドットが演じるワンダーウーマンはかなりシックな色合いとデザインのコスチュームである。ストーリー上、実はあの星条旗風の衣装はアメリカに来てからのものであり、それまでパラダイス島の「アマゾン族」の一員であったワンダーウーマンはもともとこのような地味な(!?)いでたちであったということだ。

　また、映画情報サイト「Screen Crush」によれば、ワンダーウーマン（ダイアナ）の母親であるヒッポリタ役にニコール・キッドマンの起用が噂されているという。ワンダーウーマンの故郷であるパラダイス島でのシーンを撮影する頃には、母親役の配役が決まっていることになる。そしておそらくパラダイス島のシーンのロケ地がイタリアであるということだ。公開は再来年だが、時代劇の要素もありバラエティに富んだロケ地で撮影されている『ワンダーウーマン』に今から期待したい。

■「女性の強い側面を見せられる役がやりたい」

　ワンダーウーマンという大役を担うことになったガル・ガドットは、イスラエル出身の女優で現在30歳。2004年度のミス・イスラエルにも輝いた身長178cmの抜群のプロポーションの持ち主でモデルとしても活躍している。イスラエルのテレビドラマに出演後、アメリカのカーアクション映画『ワイルド・スピード MAX』でジゼル役を演じて本格的に俳優活動に入り今回、自身のキャリアで最も大役であるワンダーウーマン役に抜擢されることになった。そして今回の撮影を前に「Entertainment Weekly」の取材で意気込みを語っている。

「（ワンダーウーマン役は）私の仕事であり、私のキャリアであり、私のアートなのです。どんな演技をするにしても、リサーチをして真剣に取り組みベストを尽くします。この映画で輝く働きができることと、観てくれた人たちを感動させることを望んでいます」（ガル・ガドット）

　女優としてのキャリアの上で遂に主役の座を射止めたガルだが、配役が決まったときは相当興奮したという。

「女性の強い側面を見せられる役をやりたかったのです。私はこれまでのハリウッド映画でよく描かれているような、失恋して落ち込んだり、白馬の王子様を待ち焦がれているような女性は演じたくありませんでした(笑)。ワンダーウーマン役ではこれまでとは何か違うことをしたいですね」（ガル・ガドット）

　ハリウッド映画で“強い女性”を演じることに情熱をもって取り組んでいるガルだが、ともあれまずは初披露となる彼女にとっての“初ワンダーウーマン”は来年春に公開される『バットマン vs スーパーマン　ジャスティスの誕生』の劇中だ。いったいどんな女性スーパーヒーローが見られるのか楽しみにしたい。

（文／仲田しんじ）