来年にも“空飛ぶ消防士”が登場!? まずは防災活動での活躍が期待される“ジェットパック”

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■ジェットパックで自由の女神の周囲を飛行

　ドバイの消防に採用されたのはマーチン・ジェットパックだが、ジェットパック・アビエイション社製の「ジェットパック」のほうも最近なにかと活躍を見せているようだ。先頃はニューヨークのスタテンアイランドに建つ自由の女神の周囲をジェットパックを装備したパイロットが飛び回ったという。

　ジェットパック・アビエイション社によれば、この動画のパイロットが装備しているジェットパックは最新型の「JB-9」で、ケロシンを燃料にするジェットエンジンが2機搭載されているということだ。見る限りマーチン・ジェットパックよりも小型で、1984年のロス五輪開会式で世間を騒がせた“ジェットパック”にイメージが近いと言えるかもしれない。

　同社サイトによれば、次期モデル「JB-10」の開発も進んでおり、高度3000mまで上昇可能で最高速度は160kmにも達するという性能に驚かされる。このジェットパックのほうはまだ一般発売のめどは立っていないようだが、着々と開発が進んでいることが時折こうした動画などで確認できる。

　これらの“ジェットパック”を防災や軍用に役立てることももちろん重要だが、一般の人間からしてみればやはり交通手段としての利用を望みたくなるのではないだろうか。その意味では、垂直浮上性能よりも移動速度や航続距離のほうが重要視されるかもしれない。“ジェットパック”にまつわる話題が続いたが、気軽に空中散歩を楽しむ夢のガジェットとしては『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のスケボーよりもジェットパックのほうが先になりそう!?
（文／仲田しんじ）

【参考】
・The Daily Dot
http://www.dailydot.com/technology/dubai-firefighters-jetpacks-skyscraper-fires/

・「Martin Jetpack」公式サイト
http://www.martinjetpack.com/

・「Jetpack Aviation」公式サイト
http://jetpackaviation.com/

 
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