CGじゃない! 巨大旅客機と共に生身の人間“ジェットマン”がドバイ上空でランデブー飛行!!

1511_jetman.jpg「Gizmag」より。

 ドバイの大都市を見下ろす空をエアバスA380と共に滑空する物体が! 鳥か? 飛行機か? いや、あれは“ジェットマン”だ!!

■ジェットマンとエアバスA380の“編隊飛行”が実現

 大空を自由に飛びまわる夢――。ハンググライダーやパラグライダー、スカイダイビングなどのスカイスポーツは多くの人々に楽しまれているが、他の航空機に勝るとも劣らないスピードで高高度の空を駆け回ることができたらどんなに痛快か夢見たことがある人も少なくないのではないだろうか。そして今、この夢が現実になった。
 
「我々はきっとタカかワシの隣を飛んでいる蚊のような存在になるだろうね」

 フライト前にこう話したのは2人の“ジェットマン”の1人、イブ・ロッシーだ。そしてこの言葉の後、ドバイのエミレーツ航空が企画した航空史上に残る前代未聞のプロジェクト「ハロー、ジェットマン」で、エアバスA380と2人のジェットマンの“編隊飛行”が実現したのだ。

 翼をつけた生身の人間が巨大旅客機と肩(!?)を並べて大空を飛び交う光景にはただ圧倒されるばかり。ジェットマンの4機の小型ジェットエンジンからは空に筆を走らせるかのように白煙が長く伸び、A380の主翼の両端を2人のジェットマンが挟み3機並んで飛行する模様はまるで夢の中の出来事のようだ。まさに映画の中のスーパーマンやアイアンマンのCGが現実のものになったこの映象は高度1200m付近で撮影された。

 この歴史的な偉業を前に、2人のジェットマンとエミレーツ航空は入念な計画を練り、航路と撮影ポイントの選定、安全性の確保などを何度もシミュレーションしたという。特にジェットマンがどこまでA380に接近できるのかを見極めることが重要なポイントであった。A380の大型ジェットエンジンの排気が生み出す強烈な気流に巻き込まれてしまえば、死に直結する危険に晒されることになるからだ。

 そして10月12日にテスト飛行が行なわれ、翌日の13日に本飛行に挑戦しこの映象が収録された。時間も航路も念入りに計画されていたため、本業の航空業務では若干のフライトの遅れは生じたもののキャンセルなどは生じず、両日共にエミレーツ航空のフライトはスケジュール通りに運行されたという。

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よい子はまねしないように!(出来ない

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