10月21日はデロリアンが過去からやってくる日！『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のいろいろ・まとめ

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『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』ジャケットより。

　本日10月21日は、ハリウッドの大人気シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー（以下『BTTF』）PART2』で、マーティとブラウン博士（ドク）たちが1985年からタイムトラベルしてきた日付だ。

「え、あれ、もう30年前!?」と思わず遠い目をしたくなるが、「Back to the Future Day」と題され、アメリカはもちろん、日本でも『BTTF』にまつわるさまざまなイベントが行われたり、製作時の1989年に予想された科学技術がどれぐらい現実のものになっているのか、改めて検証されたりと、かなりの賑わいを見せている。

「大画面の薄型テレビ」「ビデオ通話」「タブレット型コンピュータ」など、普通に実現されているものもあれば、「自動靴ひも調整機能つきスニーカー」「空飛ぶホバーボード」など、『BTTF』を意識して、開発・発売までこぎつけられたものもある。タイムマシンや空飛ぶ車などは、まだまだ開発が映画に追いつかない一方で、映画では2015年も現役だったファックスや公衆電話など廃れてしまったものもある。

　ドクとマーティが2015年の現代で再会し、映画の技術がどれだけ実現したかを語り合うCMがトヨタから公開され、「2人とも元気でよかった」「黒人大統領が誕生して、同姓婚も認められた。思えば30年間でいろいろあったものだ」と、アメリカではこの30年を振り返り、郷愁にかられる映画ファンも多いとか。

　さらに『BTTF』作中では、ありえないことの代名詞として米MLBでシカゴ・カブスがワールドシリーズ優勝を果たしていたが、偶然にも今年のカブスはワイルド・カードを勝ち抜き、ナショナル・リーグ優勝決定戦でニューヨーク・メッツと対戦中という“偶然の一致”もあって、これは「優勝間違いなし！」とカブスファンが喜んでいたり、Pepsiが「Back to the Future Day」にちなんで、作中でマーティが飲んでいた「Pepsi Perfect」を発売（20.15ドル＝約2,400円）、注目を集めていたりもする。30年という重みがあるせいか、『BTTF』絡みの各企画・検証記事はどれも味わい深く、当時を知るおっさん・おばさん大歓喜の様相だ。

　なお、マーティとドクは2015年10月21日16時29分に、アメリカへやってくる。時差があるため、日本の日時では22日9時29分となるので、「デロリアンがまだ来ていない！」というネタを披露する際は、時間の確認をお忘れなきように。