20周年の『エヴァ』全国多発ライブビューイングに往年のファンもウンザリ!?「いいから新作はよ」

1510_evaviewing.jpg『エヴァンゲリオン』公式インフォメーションセンターより。

『新世紀エヴァンゲリオン』(以下、『エヴァ』)放送開始からちょうど20年となる今月4日、全国で「第壱話」を同時多発ライブビューイングを行うことが決定した。大画面で「使徒、襲来」が拝めるなんて、当時を知るファンも、まだ生まれていなかったファンも歓喜しようなものだが、意外と飽き飽きしているファンのほうが多いようだ。

 主人公・碇シンジが、巨大な人型兵器エヴァンゲリオン(EVA)のパイロットとなって謎の敵・使徒と戦う『エヴァ』。物語はもちろんのこと、ミステリアスな雰囲気とツンデレ感がたまらない綾波レイや、「あんたバカぁ」の惣流・アスカ・ラングレー、さらに次回予告の「サービス、サービスぅ」でお馴染みの葛城ミサトなど、登場する女性キャラクターも魅力的で、全国にオタクを激増させた。

 TVアニメ放送後も『シト新生』『Air/まごころを、君に』といった劇場版が公開され、また2006年からは、新シリーズとなる『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』がスタートした。ただ07年『序』、09年『破』、12年『Q』はいい塩梅で公開されたにも関わらず、最終作となる予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が正式決定せず、これには多くのファンがやきもきしている。

 そんなこんなで『エヴァ』も20年。それを祝うべく4日、当時番組がスタートした18時30分より、東京や大阪など全国5都市8カ所の街頭ビジョンで「第壱話 使徒、襲来」のライブビューイングが行われるほか、各地の街頭大型ビジョンを連携させてニコニコ生放送で同時放映するという。

 20年といえば、生まれたての子がタバコも吸え、お酒も呑めるようになるほどの年月なわけで、ファンからも「20年か、懐かしい」「あのころに戻りたい。小学生からやり直したらもう少しマシな人生になるのかな」「大好きだった『タートルズ』が終わって始まったから正直嫌いだった」など、当時を噛みしめるかのような声が上がった。

 しかし、20年も経っておきながら、いまだ完結しない作品でもあるだけに「もういいわ」「いい加減飽きた」「20年も引きずってんじゃねえよ」「いつまでこれで金稼ぐ気なの?」とうんざりしているファンも多い。また、「壱話の後、新作の予告やらなきゃ、マジ許さん」「『シン・ゴジラ』より『シン・エヴァ』だろうが!」など、新作の催促をする声も見られる。

 さらに、「イベントやコラボ商品ばかりで嫌気がさす」という声も。確かに、JINSのメガネやカゴメの野菜生活など、いくつもの有名ブランドとグッズを展開したり、東名高速道路・足柄SAとコラボレーションしたり、街コンならぬ「エヴァコン」を開催したりと、ここ最近はそんなのばかりだ。11月には78,000円(税抜)もする“エヴァンゲリオンスマホ”の予約も開始されるという…。

 物語の舞台となった今年(2015年)になっても終わらない『エヴァ』。早いところ完結させないと、近未来アニメから歴史ものへと変わってしまう可能性も否めない。コラボレーションやイベントで喜ばせようとするのではなく、アニメ本来の「サービス、サービスぅ」を提供してほしい。

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