超豪華布陣・全世界配給が決定済の『バイオハザード』長編フルCGアニメ映画は“大コケ”『FF』の轍を踏むか

1510_biocg.jpg映画『バイオハザード』公式Facebookより。

 セガホールディングスの子会社であるマーザ・アニメーションプラネットが、『バイオハザード』(カプコン)の長編フルCGアニメ映画の製作決定を発表。すでに、日本以外の全世界配給も決定しており、2017年の公開を予定しているという。

 シリーズ累計販売本数6,500万本を超えるサバイバルホラー・アクションゲーム『バイオハザード』。このたび発表された長編フルCGアニメ映画は、歴代ゲームに登場した人気のキャラクターたち、そして不気味な存在感を醸し出す新キャラクターたちが、予測不可能な展開でバトルを繰り広げることになるという。

 エグゼクティブ・プロデューサーには、『呪怨』や実写版『魔女の宅急便』、さらにはハリウッドでも活躍するJホラー界の巨匠・清水崇氏。監督には、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』や『ウルトラマンX』(テレビ東京系)で知られる辻本貴則氏。また脚本には、『PSYCHO-PASS サイコパス』『がっこうぐらし』の深見真氏、音楽は押井守氏の作品を数多く手掛ける川井憲次氏と、豪華スタッフが集結している。

 おまけに、原作監修が『バイオハザード』シリーズのプロデューサーを務める小林裕幸氏と来れば、多くのファンが期待すると思われたが、「しょっぱい出来になりそうだな」「日本は、こういうジャンルのセンスが絶望的にないから」「マネキンみたいで気持ち悪いんだよね」「ハリウッドに勝てるんかって話だな」など、アニメファン、ゲームファンの反応は、だいぶ冷ややかだ。

 その理由は「『FF』の二の舞になるからやめたほうがいい」「『FF』は大コケしたからな」など、『FINAL FANTASY』(スクウェア・エニックス)のフル3DCG映画版に起因。同シリーズの生みの親・坂口博信氏が監督を務め、ハリウッドのチームと組んで作ったフル3DCG映画版は、約5000万ドルの赤字とド派手な大コケをかましてしまった。それにより、おそらく「『バイオハザード』もそうなるのだろう」と踏んでいるようだ。

 とはいえ、豪華スタッフが揃うことには違いないし、『バイオハザード ダムネーション』や『バイオハザード ディジェネレーション』という、『バイオハザード』のフルCGアニメの成功例も。また、セルルック・フル3DCG TVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』のような作品も存在し、全部が全部『FINAL FANTASY』のように仕上がるとも限らない。17年公開予定の『バイオハザード』にはCG映画では初登場となるクリス・レッドフィールドとレベッカ・チェンバースが登場するようなので、ひとまず予告編ができるまでは待ってみてもいいかもしれない。

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