映画自体の内容以上に、監督やスタッフの発言でボワーボワー炎上しまくっている実写映画版『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』や、少々アレすぎる原作改編で、これまた気持ちいいほどに燃え上がっている実写ドラマ版『デスノート』(日本テレビ系)などなど、熱狂的なファンを持つ原作を実写化・アニメ化する際には、何かと物議をかもすというのがお約束。
パッと思いつくだけでも『デビルマン』『キャシャーン』『地獄先生ぬ~べ~』『ドラゴンボール EVOLUTION』『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』などなど……というか、成功している映像化はあるのかっていうくらいの死屍累々っぷりだ。
しかし過去には『進撃の巨人』や『デスノート』なんてかわいく見えてくるような、ホントにとんでもない実写版映画も存在する。それがあの『はだしのゲン』だ!
はだゲンの映像化というと、あまりにハードなピカドン描写で子どもたちにトラウマをガッツリ植え付けまくったマッドハウス制作のアニメ映画版2部作(1983年、86年)が有名だが、それ以前に作られた実写版が存在するということは意外と知られていない。
アニメ版ですら、あれほど強烈なトラウマ・メーカーなんだから、実写版にされた日にゃ座り糞尿必至。その夜から毎晩悪夢にうなされること間違いナシだ。「絶対怖いから見たくないよ!」と思う人も多いだろうが、実は1976~80年にかけて公開された『はだしのゲン』『はだしのゲン 涙の爆発』『はだしのゲンPART 3 ヒロシマのたたかい』の3部作は「怖い!」とは別の意味で悪夢のような映画となっているのだ。
『はだしのゲン』のメインテーマは、なんといっても原爆や戦争の悲惨さ、恐ろしさを伝えること。それゆえに、原作漫画、アニメ版ともに過剰なまでにエグイ描写がされているわけだが、実写版の方では……うーん、予算が足りなかったのかな?
戦中・戦後における日常生活はまだしも、原爆のシーンは「恐ろしさを伝えよう!」という意気込みは強く感じるものの、CGもない時代に低予算で挑むにはハードルが高すぎるテーマだったのか、セットやメイク、特撮がショボ過ぎて原爆の悲惨さがイマイチ伝わってこないのだ。
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