「ダサい」「コレジャナイ」…華麗なパワーアップにファンも呆然? 『烈車戦隊トッキュウジャー』

 さあ、ここでその華麗な姿を見たネット住民の反応を振り返ってみましょう。「ダッサーーーwwww」「マジ、引くわー」「コレジャナイ感ハンパナイ」……いいんです! さすがのスタッフもちょっとやり過ぎと思ったのか、作中でヒカリ(演:横浜流星)に「どうなの、それ」とツッコませていましたが、肩から胸に黄金の機関車をつけたこの勇姿、誰が見てもパワーアップじゃないですか!! ライト曰く「俺が烈車になって、どんなピンチもブチ破って進むって感じ」

 ちなみにハイパートッキュウになってからの戦い方は、殴ったり体当たりしたりと、肉弾戦がメインです。パワーアップした分、知能の面はマイナスになっているのかもしれません。そのすさまじいパワーを目の当たりにした欲しがり屋さんな皇帝ゼットの攻撃にも、ライトは一歩もひかず応戦します。

 そして「終電 お乗り遅れにご注意ください」という酔っ払いのお父さんだったら涙なくては見られないテロップ付きの新必殺技“ハイパー終電クラッシュ”が炸裂! これでゼットも……と思っていたら、モルク侯爵の命でビショップが身を呈してかばって爆発、巨大化。トッキュウジャーは、トッキュウオーとビルドダイオーからの超超トッキュウオーに変形。“超超トッキュウオー・イマジネーションエキスプレス”でビショップを撃破したのでした。

 ちなみにビショップが巨大化してからのくだり、書いてる私が手を抜いているわけではありません。録画してタイムバーでカウントしたら、この間わずか90秒。めちゃくちゃ段取りよく戦ってます。このあたりはロボット戦よりコサキンネタを重視する監督の作家性というものでしょうか。見事にハイパーレッシャーを使いこなすことができるようになったライトでしたが、今度はほかのみんなが風邪を引いてしまって、ジャンジャン。

 いつもと違う明のカッコよさで魅せ、イマジネーションの本当の強さを語り感動させた後で、ダッサ~いハイパーレッシャーで笑いを誘う。上げて上げて、落とすというギャグの基本のような構成でありながら、同時にトッキュウジャーはそのダサさこそ魅力であることを見せつけた第27駅でした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、ノア夫人(CV:久川綾)に操られ、ライトが暴走!? そしてトッキュウジャー同士の大激戦が始まる「第28駅 カッコ悪いがカッコ良い」です。ヒカリとトカッチ、ミオ(演:梨里杏)の三角関係もあるとかないとか……ラブコメ的展開が気になる方もそうでない方も人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介は仙台市交通局「南北線1000N系」、大井川鉄道「C10 8号機」、JR四国「2000形“宇和海”」でした。
(文/雑賀洋平)

「ダサい」「コレジャナイ」…華麗なパワーアップにファンも呆然? 『烈車戦隊トッキュウジャー』のページです。おたぽるは、特撮その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!