世界よ、これが戦隊のお笑いだ!? 笑ってはいけない『烈車戦隊トッキュウジャー』

 クローズを次々と倒し、ジャックも明がユウドウブレイカーによる必殺技“整列ストライク”で撃破。最初からこうすれば良かったのに。そして巨大化したジャックには、ビルドダイオーに明が、トッキュウオーに2~5号が、そしてディーゼルオーには「今日はじいちゃんと一緒にいたい」と今だスベった傷が癒えない1号(ライト)が乗り込んで応戦。ライト、メンタル弱すぎ。レイザーラモンRGを見習え、と言いたくなるが、そのおかげでロボット勢揃いが見れるから、よしとしよう。

 ところがロボット戦の途中、なぜか明が笑い出し、止まらなくなってしまう。「まさか時間差で笑いが?」との疑問を解決する間もなく、巨大化ジャックとクライナーロボによるエグザイルの「Choo Choo TRAIN」風攻撃にさらされるトッキュウオーとディーゼルオー。なんとか駆けつけたビルドダイオーに「いい加減にしろ!」とツッコミを入れた勢いでの体当たりをかまさせ、同時にトッキュウオーとディーゼルオーによる集中砲火で、敵ロボットたちを撃退。実は明が笑っていたのは、女の子から預かっていた猫にくすぐられていたからなのでした。

 かねてよりお笑いネタの多さが注目されていた『トッキュウジャー』の本領発揮! 番組開始当初は“メガネ、メガネ”なやっさんネタもぎこちなかったトカッチが、ミオと披露した漫才の冴えに役者陣の(主にコメディアンとしての)成長っぷりを実感。そして死にたがりのナルシストでD.I.Y精神あふれるガチムチと、登場以来毎回、強烈な個性が増え続けてきた明ですが、ここに来て猫好き、動物好きまで加わるとは……。ビルドレッシャーの操縦席同様多すぎるフックに戸惑いながら、ここまで来たら明には行けるところまで行ってほしいと、『トッキュウジャー』マラソンの完走を再覚悟した第20話でした。

 さて、烈車戦隊トッキュウジャー、勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、皇帝ゼットとの結婚式が迫る中、ついにシャドーラインからの逃走を決意したグリッタ嬢。それもその方法が、体をミオに乗り換えて、という強行策。おまけにライトやトカッチ、ほかのトッキュウジャーの面々の心と体もあちこち入れ替わって大混乱! 今回に引き続き次回も大変なドタバタが期待できる「第21駅 花嫁は逃走中」です。そして入れ替わる前に、何やら昔のことを思い出しかけていたミオと、そんな彼女のことを気にかけていたカグラの微妙な関係も描かれるそうで、百合百合しいドラマが大好物な人もそうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介は、公開直前ということで映画『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』より「サファリレッシャー」「サファリガオー」「サファリガオー(ロボモード)」でした。
(文/雑賀洋平)

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何ィ?『トッキュウジャー』でいじられただとぉ?大暴れ待ったなしだ!

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