調教してやる! トカッチと明の“攻め受け”論争が巻き起こった『トッキュウジャー』

 現場につくとビルドレッシャーはまずシャベルパンチでクライナーロボを牽制すると、そのまま土砂をかきわけて、烈車の救出に成功します。こうして6人全員そろったトッキュウジャーは、乗り換えチェンジをはじめ、絶妙なコンビネーションで、クローズたちを倒していきました。しかしライトが明と乗り換えようとすると、衣装も武器も変わらぬまま。チケットくん(CV:山口勝平)曰く「6号には、乗り換えの必要がないんです」。驚きながらも互いの個性を活かして、フェンスシャドーたちを倒したライトたち。フェンスシャドーがお決まりの巨大化を果たすと、今度は明の指示でみんなビルドレッシャーへと乗り込みます。

 すると、なんということでしょう。ゴツかった烈車ビルドファイターが、ゴツすぎるロボット・ビルドダイオーに変形! 新ロボット投入で、夏のボーナスもかっぱぐ気満々ですね。ヒカリ(演:横浜流星)やトカッチが「たぶん、これかな」と、あちこちの吊り輪を引っ張ると、ドリルレッシャーでの攻撃など、次々と繰り出される技の数々。こんな改造できるなんて、天才なんじゃないか、明。決めは、全員が同時に吊り輪を引っ張ってのビルドダイオー・ショベル&ドリル・ダブルクラッシュで、見事に巨大フェンスシャドーを撃破したのでした。

 戦いを終え、相も変わらず明に「どんだけ弁当食ったことある」とバカな質問をするライトを見て、自分が仲間であることを押し付けすぎていたことを反省するトカッチ。ですが、そんなトカッチに明は「俺が人知れず守る虹に、お前たちが町へ帰るレールも入れておく」。不器用なれど、トカッチの本気の思いを感じ取った明は、改めてトッキュウジャーの仲間入りをしたのでした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、心身滅却すればギャグもまた寒し。いつも眉間にしわを寄せている明を笑わせようと画策するライトたちに思わぬ罠が! シャドー怪人ジャックインザボックスシャドーが作り上げた、笑うと体が吹き飛ぶ世界で、笑いのツボの浅いライトたちは戦うことができるのか? 

 監督は映画『新幹線大爆破』や『太陽にほえろ!』のパロディ回も担当した加藤弘之氏。『トッキュウジャー』の笑いの部分を背負って立つ加藤監督だけに、お笑い芸人のゴー☆ジャスやクロ子に扮した車掌さんこと関根勤氏が登場した予告編だけで、すでに“来週は神回”とファンの期待はうなぎ昇りな「第20駅 笑顔は危険」です(ちなみに加藤監督は元『コサキン』リスナー)。ついに東映の公式ブログでも「メイン視聴者を置いて行っていないか」と心配されはじめた『トッキュウジャー』。よい子の反応が気になる人もそうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介はつくばエクスプレスの「TX-2000系」とくま川鉄道の「田園シンフォニー KT-500形」、伊豆箱根鉄道の「駿豆線 3000系」でした。
(文/雑賀洋平)

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