アラフォーオヤジ世代を狙い撃ち!? 『太陽にほえろ！』始め“懐かしの刑事ドラマ”パロ満載の『トッキュウジャー』

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　巨大化したソウジキシャドーに、トッキュウジャーは、ポリスレッシャーとトッキュウオーがポリス武装した“トッキュウオーポリス”で応戦。左手の手錠で敵を拘束し、右手の銃で撃破する必殺技“ポリススマッシュ”時に発する決め台詞「お前を逮捕する！」に、ソウジキシャドーは「逮捕してないじゃ～ん」と抗議を残しながら飛散します。

　前述の取手刑事もそうでしたが、今回は正義の味方のはずのトッキュウジャーの主張がことごとくボケになっているという、スゴイ回です。エピローグも、おそらくソウジキシャドーの盗難品であろう光り物寿司のセットをみんなで食べながら和むというアナーキーさ。さすがは（以下略）。

　前回に引き続いての大和屋脚本回ですが、ネット上での評価は「徹底的なギャグ回」「関根勤オンステージ」「皇帝がニコニコしながら光り物を食べてるとこ、想像して和む」といった賞賛が七割、「キャラがブレてる」「ポリスレッシャー、入手するのがちょろすぎだろ」といった批判が三割といったところでしょうか。よくも悪くも脚本家の個性が発揮された回という印象でした。中には「他局の番組のパロばかり。テレ朝なんだから『相棒』ネタも見たかった」という意見もありましたので、もし刑事ネタ第二弾がありましたら、ぜひ。

　さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション！　出発進行!!　次の停車駅は、次回予告に登場したゆるキャラに「こ、これが追加戦士か!?」と、一瞬動揺したものの、どうやらこれはミオ（演：梨里杏）のイマジネーションを具現化した“シュウマイ大好きマイッキー”の模様。さらにシャドーライナー陣の作戦指揮を執るのはグリッタ嬢!! と、両軍一番人気な女子キャラの激突が期待される「第15駅　心の中にあるもの」です。脚本は『轟轟戦隊ボウケンジャー』や『仮面ライダー　ディケイド』で知られる會川昇！　これまた個性的な作風な方だけに、どのようなトッキュウジャーの活躍が見られるのか期待している方も、不安な方も、お乗り遅れのないようご注意ください!!

　EDの列車紹介は伊豆急行の「2100系　アルファリゾート21」と智頭急行・JR西日本の「HOT7000系　スーパーはくと」、上毛電気鉄道の「700形」でした。
（文／雑賀洋平）

 
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