アラフォーオヤジ世代を狙い撃ち!? 『太陽にほえろ！』始め“懐かしの刑事ドラマ”パロ満載の『トッキュウジャー』

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　一方、警察署での取り調べでは、カツ丼につられたライト（演：志尊淳）がやってもないのに窃盗を認めたため、無実の罪で起訴され、裁判にかけられ、敗訴され、服役するというトカッチ（演：平牧仁）の負のイマジネーションが暴走開始。ここでの法廷内の四人を描いたイラストが、報道番組風の微妙な感じを含めて妙にリアルで、相変わらずこのスタッフは力の入れる場所を正しく間違っています（笑）。ちなみに実際には、取り調べ中の出前は後で被疑者自身が精算しなくちゃいけないんだって。昔、ビートたけしが講談社に殴りこんだ時に言ってました。

　そこに、いつの間にかシャーロック・ホームズ風の衣装に着替えたヒカリが現れ、盗まれた品物から一連の窃盗事件は、シャドーラインの怪人“ソウジキシャドー”（CV:高木渉）が、闇の皇帝ゼット（演：大口兼悟）を喜ばせるため、キラキラ光るものを集めていたのだ！　という名推理を披露。満面にドヤ顔を浮かべたヒカリですが、「そんな推理が、まかり通れば警察はいらねぇよ！」と、取手権左衛門刑事（演：小西博之）の至極もっともな怒声が浴びせられて狼狽する姿に、ネット上では、これまでのクール系からのギャップ萌えで、ヒカリ派に落ちた女子が多数観測されました。

　幸か不幸か、その頃、ソウジキシャドーによる金塊強奪事件が発生し、そのドサクサに紛れ、警察署から逃げ出すことに成功したライトたちは、次なる犯行現場に先回りして、罠を張ることに。その犯行現場とは……お寿司屋でした！　ヤツの狙いはアジにコハダといった光り物ネタの寿司、って光り物は足が早い（傷みやすい）んですが、ソウジキシャドーはいつその寿司を皇帝に届ける気だったのか。ヒカリモノを手に入れたソウジキシャドーの後をつけ、盗難品を保管してある倉庫を突き止めたライトたちは、トッキュウジャーに変身して対決。止めのレインボーラッシュは“寿司桶光り物縛り”。「寿司にやられる俺なんて」とか言ってた割りに「オッケー（桶）」で〆るソウジキシャドー、ノリノリです。

　ここでライトが、ソウジキシャドーが集めていた盗難品から、一番のスピードを誇るサポート烈車「ポリスレッシャー」を、なんの前フリもなく発見！　申しわけありませんが、ここで私、大爆笑してしまいました。こんな唐突な伏線があってよいものか！　さすがは本来玩具宣伝番組だったのに、商品説明を一切しなかったテレビアニメ『人造昆虫カブトボーグ……、いや、まあもういいや。

 
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