35周年にして“ガンダム最終戦争”勃発? “Gレコ”に秘められた富野監督の思いとは!?

 第一作『機動戦士ガンダム』の放送から35周年、いまや名実共に日本を代表するアニメとなった“ガンダム”シリーズ。先日オープンした「機動戦士ガンダム 35周年記念ポータルサイト」では、明日3月20日17時になんらかのライブ配信を行うとおぼしき告知もあり、ネット上では「新作発表か!?」とのガンダムファンたちの期待の声があがっている。中でも注目度が高いのは、かねてより企画が発表されているアニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の進捗、そして“Gレコ”と称された富野由悠季監督の新作についてだ。

 ご存知の方も多いと思うが『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、もともとシリーズの原点といえるテレビシリーズ『機動戦士ガンダム』(以下、1stガンダム)を、安彦良和氏がコミカライズしたマンガ作品だ。同作には1stガンダムのアニメーションディレクターを務めていた安彦氏が、当時から違和感を覚えていた箇所や、現代の時勢に合わせて随所に設定やストーリーの改変を施しており、それを原作とするアニメ版はいわば『機動戦士ガンダム』のリブートといえるだろう。

 アニメ版の制作が発表されたのは、2011年の6月、同作の最終回が掲載された「月刊ガンダムエース」誌上だった。そこで安彦氏はアニメ版の制作にあたり「映像化によって、僕が提出した『最初のガンダム』は『新しいスタンダード』になることでしょう」とのコメントを述べている。それ以来、およそ3年の間、安彦氏への取材などで時折触れられることはあったものの、スタッフやキャスト、発表時期や媒体など具体的な制作内容については沈黙が保たれている同作だけに、おそらく今回こそなんらかの発表があると思われる。

 対する富野監督の“Gレコ”も謎の多い作品だ。元々は、2010年10月前述の「月刊ガンダムエース」に掲載された、富野監督自身が執筆、挿絵も手がけた短編小説『はじめたいキャピタルGの物語』をベースとした作品で、翌年11年10月には「ニュータイプエース Vol.2」誌上で“サンライズプロジェクトとして始動!”と発表。“人類が絶滅寸前にまで追い込まれ、それから最低でも1000年が経過した時代が舞台”“宇宙エレベータが登場する”など、富野監督による作品の構想や、それを元に吉田健一氏が描いたというイメージイラストも掲載され、監督自身も取材などのたびに“次の作品はテレビシリーズになる”“シナリオは全部自分で書いた”“できれば絵コンテもひとりでやりたい”というような旺盛な意欲を示しているが、その後2年近くサンライズなどからの公式な告知は途絶えたままだ。

 昨年7月に行われた「『機動戦士ガンダム』シリーズの新作映像発表会」の際も、14年~15年に「待望の富野由悠季監督による新作の公開」と曖昧な発表に留まっている。

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