35周年にして“ガンダム最終戦争”勃発? “Gレコ”に秘められた富野監督の思いとは!?

 近年、幾ばくかのロイヤリティが支払われるようになったこともあり、良好な関係を築いている富野監督とサンライズだが「できれば、新作は創通抜きでやりたい、というのが正直なところだと思いますよ」(前出のプロデューサー)とのこと。

“Gレコ”および、その元となった『はじめたいキャピタルGの物語』で“ガンダム”という単語は一切出さず、“モビルスーツ”に似た人型機動兵器を“マンマシーン”と言い換えて登場させているのはそのためで、ガンダムシリーズではない完全新作としての制作も見据えてのことだったという(ちなみに“マンマシーン”は、サンライズ非公認の富野監督によるガンダム外伝『ガイア・ギア』にも登場する)。

 さらに「これは私見になりますが」と前置きした上で、「“レコンキスタ”って、中世にあったキリスト教国の再征服活動のことですよね。富野監督は、一度は奪われたガンダムをクリエイターの手に取り戻そうという思いで、あえて“Gのレコンキスタ”とつけたのではないでしょうか。しかし戦友ともいえる安彦氏が“新しいスタンダード”になると宣言しているアニメ版『ORIGIN』が同時期に制作されているのは、ある意味皮肉ですね」と前出のプロデューサーは語った。

 冒頭で紹介した「機動戦士ガンダム 35周年記念ポータルサイト」では“INTRODUCTION”として以下の文が掲載されている。

シリーズ開始から35年、“ガンダム”は次のステージを目指し、挑戦を続けていきます。変革はすでに始まっている。


 ガンダムの生みの親ともいえる2人、富野監督のレコンキスタと安彦氏の原点回帰は、ガンダムをどのように変革するのだろうか。まずは3月20日の発表を待とう。
(文/蜂須賀のぼる)

■「機動戦士ガンダム 35周年記念ポータルサイト」
http://www.gundam35th.net/

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