“赤くて硬くて大きいの”の破壊力がバツグン!! 妄想乙女のやり過ぎ感がハンパない『烈車戦隊トッキュウジャー』

 死の恐怖による心の闇で、町を染めようとするチェーンシャドー。カグラは、一緒にその棺おけに捕らえられた子どもたちを励ますうちに、ライトの言葉を思い出す。“私も子どもたちを助けたい”その思いからトッキュウジャーとして目覚めたカグラは、駆けつけたライトの助けも借りて、“SAIKYO(最強) GIRL”と化して、棺おけから脱出、チェーンシャドーとの一騎打ちに臨む。だが、あまりに強烈な思い込みのため、限界以上の戦いを繰り広げる5号を1号が制止しようとした際、二人はプールに転落。そして自分たちの町に海があったことを思い出すのです。チェーンシャドーを撃破した五人は、トッキュウジャーとして烈車で進み続けることを改めて決意したのだった――。

 かつて自分を人魚姫だと思い込んで溺れた時に助けに来たライトへ「王子さま~~」としがみついたというカグラの命をかけた妄想エピソードや、五人の過去に関する重要なヒントなど、いろいろネタが織り込まれていた後半ですが、やっぱりトッキュオーが脱出するシーンのインパクトが強すぎです。

 終盤の巨大化したチェーンシャドーとの戦いで棺おけに閉じ込められ、トッキュウオーは絶体絶命の危機に陥ります。しかし、その時、1号の「俺には見えてる、棺おけ破るトッキュウオーがな!」のかけ声と共に棺おけが木っ端微塵に! 何という事でしょう、トッキュウオーの股間部分に、レッドレッシャーの車輌がそそり立っているではありませんか!! ちょっと1号、ホントは何をイマジネーションしたのか、怒らないから話してみなさい。

 前々回で触れたまさかのネタ変形(参照)の登場に「やだ、大きい……」「これ、わかってやってるだろ」「トカッチ(演:平牧仁)目当てで、親と一緒に見てるんですけど、ちょっと気マズイです」と、ネット民も大興奮。シリアス目の展開かと思いきや、この反則技。本当にこの番組は油断できません。しかし改めて見直すと今回、ワゴン(CV:堀江由衣)の「もっとツッコんでー」とか、ライトの「てか、やりたい。それだけ」とか、取りようによってはエロっぽく聞こえる台詞がサブリミナル的に紛れているんですね。これがピンク回の罠だったとは! 芸が細かすぎる!!

 あと最近、実年齢を公表し、事実上の“人間宣言”をした某声優さんとの類似が指摘されるカグラさんですが、レインボーラッシュの技名が“お仕置きペンチ”だったことから、もしかしたら元ネタは美少女戦士のほうなのかもー、とも思いました。

 さあ、3月末には『仮面ライダー鎧武』との合体スペシャル放送も決定し、ますます盛り上がる『烈車戦隊トッキュウジャー』。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、パスをなくしたトカッチと3号の珍道中!? 「第4駅 忘れ物にご注意を」です。お乗り遅れのないようご注意ください!!

 EDの列車紹介は京成電鉄の「AE形 スカイライナー」と青い森鉄道の「青い森701系」、京阪電車の「8000系エレガントサルーン」でした。
(文/雑賀洋平)

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