TVアニメ『神様になった日』「ひなはようたがすき」思いが届いた第12話

TVアニメ「神様になった日」公式サイトより

 どんな風にしめるのか。それがかなり気になっていた作品だが、最終回は悪くなかったように思う。

 陽太の正体がバレ、施設から出ていくように求められる。陽太は結局、何の成果も出せなかった。だが、陽太が別れを告げて歩き出そうとしたその時、ひなの様子が変わった。手元に持っていた陽太が作った身の回りの人を描いたカードの中に、彼がいないと騒ぎ出したのだ。何度陽太のカードを差し出しても捨てられていが、それは今まではそばにいたかるので必要がない、という意味だったようだ。

 ひなの「ようた」という言葉に、陽太はやはりひなが自分を忘れていないことを確信。彼女にかけよる。「ひなはようたがすき」と、突然の愛の告白。陽太もそれにこたえる。この二人のやり取りを見て、今までひなを介護していた司波も、彼女がいるべき場所を自分で選んだんだ……とひなが陽太の家に戻ることを認められた。

 設定のアラも目立っていただけに腑に落ちない点はあるものの、とりあえず大団円。ただひなはが治ったわけではない。これから、ふたりにはさらなる苦難が待ち受けているはずだ。だが、それでもこのふたりならば、乗り越えてくれると思わせてくれる最終回だった。機会があれば、ふたりが今後どのような生活を送ることになるのかも見てみたいものだ。

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