TVアニメ『くまクマ熊ベアー』今期と同じ演出なら2期は必要ない?第12話

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TVアニメ「くまクマ熊ベアー」公式サイトより

 期待していないアニメほど二期が決まる不思議。なんでも2期があるみたいだが、これ以上話を広げる必要あるのだろうか? とりあえず1期は最終回を迎えた。

 港の街でクラーケンを倒したユナはアンズからお礼として和食を提供してもらう。その味に感動したユナは、彼女をクリモニアで店を出さないかとスカウトする。場所が遠いことがネックだと聞いたユナは距離の問題さえクリアすればいいのだと理解し、その問題を解決するように動き出した。
 
 諸々を解決しクリモニアに戻ったユナ。その帰りを心持にしていたフィナはクリモニアの前でユナを出迎える。帰ってきた日はゆっくりできるだろうと、あれもこれも話したいという気持ちでいっぱいのフィナだったが、ユナは急ぎの依頼が入ったとってまたすぐに出かけてしまう。

 ユナが向かったのはクリモニアの領主クリフの元。港町をクリモニアに属して王国に庇護してもらえるようにしてもらいたいとお願いにいったのだ。とはいえそれは簡単にできる問題ではないという。国の領土がいくら増えるといっても山脈越えという咲けては通れぬ問題があるのだ。だがチートユナにはそんなことは問題ではない。帰ってくるときに既にトンネルをほってきたというのだ。

 1話からみてきて、このユナの苦労知らず感がたまらなく嫌なのだ。このアニメが好きになれない理由の大部分がこのユナというキャラのチート設定と、それを飄々と話す感じがどうにも好きになれない。他にも俺ツエー系は色々みてきたがここまで好きになれないのも珍しいというか。見せ方が悪いように感じる。

 トンネルが出来ているのなら、ということでミレーヌを連れて港町へ向かうことに。港町ではアトラとミレーヌが対面し、様々なことを話しあうことに。トンネルまで作ったのは自分の食のためにだということをこぼしたことで、ユナもちゃんと関わるように言い渡される。おかげで忙しい日々を過ごすことに。
 
 やっとフィナの元に帰れたので、ずっと約束していた海を見に行こうと誘いだす。それにフィナも喜んだが、妹のシュリも連れていこうといわれて表情が曇る。いざ海にいっても、現地でもユナは引っ張りだこ。常に自分を気にかけてはくれるが、ユナは誰からも必要とされている姿を見て、フィナはどんどん劣等感を募らせていく。

 フィナはユナに少しだけ休みをもらいたい、と解体の勉強をすることを理由にユナと距離をとりたいと遠回しに伝える。ユナはその願いを受け入れ、フィナと少しだけ距離を取ることに。ここで、ユナはフィナがいない生活にどこかさみしさを感じるように。

 フィナも父親からユナとの関係でフィナが焦りを持っているのを感じ取り、まだ10歳なのだから、もっとユナに甘えてもいいのではないかとアドバイスを送る。
 
 ユナはぽっかりと空いた心の穴を見直しているとノアがユナを訪ねてやってくる。一人でぼんやりしているユナを見て、フィナがユナの元から離れていったらどうするか、という質問を投げかけた。現実世界でもどこでも一人で好き勝手やってきたので誰が去っていっても特に気にしなかったが、フィナがいないという事は想像するだけで嫌だという気持ちを持ったのだ。

 フィナとユナは相手を必要としていることを伝えようと、互いの元へ向かう。対面した二人は始めて出会った場所へいき、自分がどれだけ相手を必要としているのかを語り合った。

 百合展開が売りの作品なのだろうが、今までその描写が少なかっただけに最終回でぶっこんでこられると多少違和感がある。さらにフィナは10歳だというのが強調されただけになんともいえない気持ちになる。ロリと百合が好きな人たちには嬉しい展開なのだろうか。
 
 二人はお互いの大切さを再確認して、仲良くおうちに帰るのだった、というところで本編は終了。これでどうやって2期につなげていくのだろうか。メインキャラクターも数多くいたが誰も彼も特に深堀されることなく終わってしまった。

 今期と同じような演出で進むのなら2期は必要ないようにも感じるが、ファンには嬉しいことだろうからもっとそのファンが喜ぶような作品になってもらいたい。

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