TVアニメ『くまクマ熊ベアー』第11話

TVアニメ「くまクマ熊ベアー」公式サイトより

 強盗はこの街の商業ギルドのマスターであるザラッドが仕組んだものだった。冒険者を盗賊に仕立てあげ、手に入れた財宝を持ち逃げという計画。だがアトラたちの横やりが入り、頓挫。一件落着と相成った。

 ユナの活躍のおかげで陸路の交易が復活。みなが感謝をするが、目立ちたくないユナはつっけんどんな態度をとる。毎回思うんだけど、活躍した後のこのユナの「目立ちたくない」「ついでにやっただけ」などの謙遜でもない態度が毎回イラっとする。

 ユナはお礼として宿屋の店主からごちそうを食べさせてやる、と食卓に招待を受ける。そこに出てきたメニューは大根おろしとカボスが添えてある焼き魚に、ごはんと味噌汁という日本の定番定食だ。 

 プリンやハンバーガーがないのに、米や味噌汁はある謎の設定。この作品の苦手な部分はこの都合の良さだ。現代と酷似している割にあるものが都合よくあったりなかったり。それならプリンがないのもハンバーガーがないのもおかしいと思わずにはいられない。

 なんでもこの世界には倭の国というものが存在し、クラーケンが出るまでは月一で交流があり、こういった食べ物が手に入っていたのだという。

 ユナは久々の日本食に感動し、クラーケンさえいなければもっと頻繁に和食が食べられ味噌、醤油、米が手に入るのだと知り、クラーケン討伐について検討を始める。

 火が弱点なのはわかっているが、常に水の中いるクラーケンをどのようにしておびき出すか、水の中で戦う方法を色々考え続けるがどれもこれもよくない結末にたどり着いてしまう。

 考え続けている際に、ユウラの家の夕食に招かれた。またしてもどこかで手に入れた魚が手に入ったというのだ。漁業、今できないんじゃなかったのか? 夕飯は鍋。鍋の具材にイカが入っていたことで、ユナはクラーケン討伐の方法を考えつく。

 早速アトラに相談して必要なものを取り揃えてもらい、クラーケン討伐に着手するユナ。崖からワームを餌にして釣りの要領でクラーケンをおびき出す。崖の方に近寄ってきたら土の魔法を使って壁を作り一か所にとどめおかせて、その部分の海の温度をあげてクラーケンを茹であげてしまうという寸法だ。

 だが、獲物がでかい分、使う魔力もかなりの量になりユナにも疲労の色が濃く出るほど。クラーケンが途中暴れたら、それを止めるために攻撃もしつつ海を温める。海の環境を変えてしまわないか心配だ。

 逃げ場をなくしたクラーケンを無事に退治成功。だがかなりの力を消耗したユナも疲れ切って眠りに落ちてしまう。こうして港町の問題事は全てユナの手によって解決されたのだった。

 この作品もそろそろ最終回が近い。元の世界に戻るなどの展開はあるのだろうか? とにかく綺麗に終わりに向かっていってもらいたいところだ。

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