TVアニメ『くまクマ熊ベアー』ご都合主義が連発過ぎて飽きる?第9話

TVアニメ「くまクマ熊ベアー」公式サイトより

 主人公がとにかく持ち上げられるだけのアニメだが、今回もその勢いは止まらない。もう何も障害とか無さすぎて、見ていてハラハラもワクワクも全くない。キャラクターに愛着が持てればいいのだろうが、みんなユナを崇拝しているだけのキャラなのでそれもまた難しい。

 いたるところでプリンを振る舞い、何度も色んな人から店を出せと言われていたユナ。だが自分で作るのは嫌、と断り続けていた。

 王都にいるのも残り少なくなってきた際にフィナと街をぶらついていた際、お気に入りのパン屋が閉店の憂き目にあっているのを見て、ユナはあることを思いつく。

 とりあえず店主の母親と娘を自分のクマハウスに呼び、レシピを渡して料理を作ってもらうことに。レシピだけで見たことのない料理を自分より美味しく作れたことで、ユナは二人をクリモニアに招き、店をやらないかと持ち掛けた。

 金は存分にあるので支度金と旅費を前払いし、二人を呼び寄せる。会ったばかりでまだ信用できるかもわからない、と最初はいっていた親子も、大金を見て気持ちが変わったようだ。

 ユナたちはクリモニアに帰ると早速物件探しを開始。ああじゃないこうじゃないと話ながらあっという間によさそうな土地を見つける。さらにフィナたちの母であるティルミナを実質の経営者に仕立てるという。いいように扱われていてさすがにどうかと思ったが、受け入れてしまうという展開になるのが、ユナ至上主義作品ゆえだ。
 
 さっそく親子もクリモニアに到着し、ユナが契約した店へやってくるとなんとその店舗は相談していたのとはけた違いの元貴族の屋敷。広すぎる店舗に驚きを隠せない。これを親子だけで切り盛りするのはさすがに無理では? と思ったが、ユナは孤児院の子供たちを労働力として使うことに。

 さっそく子供たちの手を借りながら開店準備を進めていく。

 準備を進めていく中で、商業ギルドに登録するから店名が必要となると言われた。最初は自分で決めるのはなぁと思っていたが周りに聞いてみるとクマ関連の名前しか言われない。さらには制服もクマを模したものになったりと、クマからは逃げられないよう。そこでユナはこの店を「くまさんの憩いの店」と名付けた。懸念していた通りダサイ名前である。
 
 とうとうオープン日になったのだが、思っていたよりもかなりの客が店の前で待っていた。さらにオープンをしても客足が途絶えることはなく、あっという間に
大混雑に。提供は子供たちでできるが、料理はほとんど親子の母モリンが一人で対応している。無理がありすぎる。ユナもハンバーグをやくだけを手伝ったり、ユナにゆかりのある人が自ら進んで手伝いに来てくれたりしたことで何とかお店が回り一日目を終えることが出来た。

 見通しの甘さと、一人にだけ戦力が偏るような人員配備、さらに店の大きさがおかしいなど敗因は多いように思う。いい話っぽくまとめてるけど見ていてうすら寒く感じてしまう。

 さらに、クリフが現れ親子が王都で閉める羽目になってしまった店の権利書を手に入れてきてくれた。ユナはそれを親子に渡し、王都でまたパン屋を始められると手渡した。初日にこれだけ稼げることが判明したのにあのいつつぶれるかわからないパン屋に戻れと言いだすのはどうなのだろうか。

 結局親子は戻らず、この店で働き続けると事となった。こっちにいた方がいい暮らしができるのだ。当たり前である。ユナは店をオープンし、自分の居場所をがこのゲームの世界にできてきたことを実感しまた改めてこの世界を満喫しようと決めるのだった。

 結局元の世界には戻らないのだろうか。そろそろ何かご都合主義的なものでない事件は起きないのだろうか。面白味がほしい。

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