TVアニメ『アクダマドライブ』チンピラのかっこよすぎる壮絶なラスト…第10話

TVアニメ『アクダマドライブ』公式サイトより

 7人のアクダマからスタートしたものの、どんどん人数が減っていったが今回も壮絶なラストとなった。みんな大好きチンピラのかっこよすぎるラスト……。

 ギリギリのところで兄の奪還ならず、カンサイステーションの中に突入する詐欺師たち。さらにその行動を遠隔で知り、そのあとを追う医者とチンピラ。彼らは飛行バスの乗客を全員殺して貸し切り状態にして跡を追っていた。医者にかかればやりたい放題で、それに文句を言えずついていくしかできないチンピラ。飛行バスで喧嘩屋と意気投合したことを思い出し、自分は一体何をやっているのかと落ち込みそうになってしまう。

 処刑科ボスは、警察署長と共に民衆の暴徒化に頭を悩ませていた。自分たちがアクダマをあぶりだすために広告をふんだんにつかい煽ったことと、詐欺師の書き込みとが合わさり、アクダマへの不安に火をつけたことも原因だ。殺人鬼のパフォーマンスも火に油を注ぎ大変なことになってしまっている。

 自分がボスである際にこのような事態が起こってしまった不幸を呪いながら、ボスはこの暴徒も全員をアクダマ認定して処罰することを署長に求める。アクダマを認定できるのは警察だけで、一般人の暴徒のままでは処刑科は手出しができないのだ。

 そんなことをしたら騒動が鎮圧化した時に大問題になるのではないかと署長は戸惑ったが、アクダマを一掃することを優先的に考え、犠牲はつきものだと割り切ってしまえと押し切る。

 ボスのこの判断のおかげで、自警団が作っていたバリケード前で足止めを食らっていた詐欺師たちは、そのものたちが突然アクダマ認定されAIに処刑されたおかげで兄のあとを追ってカンサイステーションに向かうことが出来た。

 警察署前に集まっていた暴徒化した人たちも処刑科が邪魔者として一掃してしまうなど、正義とは何なのかと改めて考えたくなるような出来事が続々とカンサイの中で起こっていった。
 
 カンサイステーションにたどり着いた処刑科弟子と兄。兄は最初に詐欺師たちと出会ったときのように金庫の中に再度入れられてしまう。またこのままシンカンセンでカントーへと運ばれてしまうのかと思ったその時、運び屋のバイクで詐欺師と妹もカンサイステーションへ到着する。

 兄を奪いにきたと正々堂々彼らの前に姿を現す詐欺師。だが、そこに医者とチンピラも乗り込んでくる。弟子は自分の目を潰したチンピラの姿を見て怒りを露わにするが、その間に医者が処刑科後輩の心臓に針を刺してしまい、いつでも後輩の命を奪える仕掛けを作ってしまう。

 医者は前回の取引のせいでアクダマではなく一般人。処刑科が手を出したら処刑科こそがアクダマとなってしまうため手が出せない。医者の目的は兄妹の身柄である。後輩はしぶしぶ、兄の入っている金庫の出荷をストップさせる。すると、妹が兄の元へと駆け出す。それを止めようとする医者は妹に攻撃を仕掛ける。

 勿論、妹が攻撃をされたら詐欺師は怒る。その詐欺師を押さえるのは医者の手先になってしまったチンピラだ。チンピラはかつて仲間だった詐欺師に手荒なことはしたくないようだが、頸動脈の切り方を医者に叩き込まれたようで、メスを彼女の首筋に当て、いつでも切れるようにと羽交い絞めにしてしまう。」

 医者は毎回詐欺師の言動にイライラしていたようだが、今回もなんとかチンピラを説得しようとしている詐欺師の言葉にひどくイラついた様子で、処刑科弟子に、後輩を助けてもらいたいならこの詐欺師から殺せと命令を下す。

 殺されてなる者かと、詐欺師は必至でチンピラに言葉をかける。子悪党だったかもしれないけれど、喧嘩屋の前では立派なアクダマで兄弟だったのに本当にただの子悪党みたいなことをしないでくれ。と涙ながらに訴える。
 
 ギリギリのところで、運び屋が撃った銃によって処刑科の警棒とチンピラのメスが跳ね飛ばされた。その様子を見て医者は、チンピラを最後の最後まで使えないと切り捨てるような発言をしてしまう。さらには「喧嘩屋を殺したおまけとしてはこんなものか」と、自らが喧嘩屋を殺したことを示唆する発言も飛び出した。

 喧嘩屋は処刑科師匠と相打ちで死んだと信じていたチンピラにとっては寝耳に水の話だ。詳しくきくと、シンカンセンで負った傷を縫合した際にすぐに傷がひらくように縫合を施していたというのだ。医者からみて、喧嘩屋は薬がきかない相手でいつか厄介な存在になる相手。殺しておこうとそういった手を取っていたようだ。だから喧嘩屋が死んだのは、失血死だったというのだ。

 この事実を知ったチンピラは、メスを拾い医者に仕込まれた頸動脈の切り方を使って医者に襲い掛かる。だが、彼も同じ場所に傷を入れられてしまう。彼は「強いやつに喧嘩売るのって最高だな、兄弟」と、かつての喧嘩屋が好んだ喧嘩をして、彼の敵をとって息を引き取った。

 チンピラに頸動脈を切られた医者はすぐさま自分で縫合して命を取り留めようとしたが、なぜかカンサイステーションのシンカンセン乗り場に突如大量に乗り込んできた一般客に踏みつぶされ縫合に失敗し命を落とした。

 死を操りたいと豪語し、全員の死を実際操れる立場にいた医者が他人に踏みつぶされて死んでしまうという何とも皮肉な最後。

 シンカンセンは突如客席を解放し、カンサイステーションに乗り込んできた客たちを全て乗車させてしまう。運び屋と詐欺師、妹も兄を追ってシンカンセンの中へ。処刑科弟子は後輩を助けるためにそのまま駅に残ってしまった。

 発射してしまったシンカンセン。カントーに向かう途中絶対隔離領域に入ったら全員死んでしまうという設定があったような。その辺りはどうクリアするのか? 前回一人シンカンセンに残ったハッカーは結局どうなったのかなど残り話数が少ないだろう中で気になることはたくさんある。展開が読めないが、面白いことだけは間違いない。

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