TVアニメ『アクダマドライブ』展開の予想が全くつかない?第7話

TVアニメ『アクダマドライブ』公式サイトより

 展開が予想がつかない。ニホンが舞台ではあるけれど、それは一般的な日本ではないから常識とはまた違う部分がボンボン投げ込まれて何が起こるのかがわからない。今回もフルスピードで物語は進んでいく。

 兄妹たちの目的地に続くエレベーターが突如出現する。それと同時に、チンピラが遅れて到着する。再会を喜ぶが、彼の衣服には血がべったりとついていた。それを見て詐欺師は彼がケガをしたのでは? と心配するが、その血は処刑科を倒した際についたものだと彼は告白する。

 処刑科の弟子の目を潰してやったと嬉々として語るチンピラ。だが、喧嘩屋の所在を問われると黙り込んでしまう。そして重い口を開き、喧嘩屋が処刑科師匠と相打ちで死んだことをアクダマ達に告げる。

 すると、兄妹の兄が「この依頼は命の保証をしていないから自己責任だ」とにべもなく言い捨ててさっさとエレベーターに乗り込もうとする。

 兄弟にちぎりを交わした男の死を、なんでもないように言われたチンピラは怒り、兄に殴り掛かろうとする。兄はチンピラに殴られようがすごまれようが全く動じず好きにしていいとまで言い放つ。

 詐欺師などに取り押さえられ、結局暴力は振るわずそのまま皆でエレベーターに乗り込み地下に向かうことに。

 エレベーターの中でチンピラは自分が殴り掛かった際に兄が落としたものを拾ったことを申し出て、さらに勢いで殴り掛かったことをちゃんと謝罪をした。チンピラは何気にちゃんと大人の対応ができる男だ。落とした巾着のようなものは、兄にとってとても大切なものらしい。

 話している間にもあっという間にエレベーターは地下へとたどり着く。そこは、バンパクパーク。戦争前のカンサイをそのまま地下に保存した場所。そこには今現在のカントウの人間たちが知らない、失われた時がそのまま眠っていた。そこは特別な祭典のために作られた街なのだそうだ。

 兄妹の目的地は、このバンパクパークに作られたロケット設置場。彼らの目的は、このロケットにのって月にいくことだったのだ。
 
 月に、宇宙にいくという概念が存在していないらしいこの世界で月に行くと言い出した兄妹に驚きが隠せない詐欺師たち。その驚きは最もだと、兄は自分たちの出生について語り始めた。

 彼は気付いたら何度も実験室の実験体として目が覚めていた。実験が終わるとみんなが待っている体育館へと戻る。同じ顔で髪形だけが違う兄弟たち。その中でも2502番と呼ばれる彼だけが何度も人体実験をさせられていた。

「博士」と呼ばれる猫のAIと、何千人もいる同じ顔、特に疑問も持たず首を切られたりしながら生活を送っていた。その中で、いつも一人だけ実験される兄に他のメンバーで服の切れ端で作ったお守りを渡してくれた。これが、先ほどチンピラが拾ったもののようだ。彼はそれを大事にポケットにしまい、また次の日も実験を受けていた。

 だが、いつものように目を覚ますと突然「実験は終わりだそうだ」と博士から告げられる。外に出てみると、いつも待っていてくれる兄弟たちの姿が見えない。あわてて校長先生と呼ばれる存在に何があったのかと聞いてみるが、兄が初めての卒業生となる、としか教えてもらえない。校長先生は「やっとカントウへの供物ができた」「君だけではまだ足りない」など何を言っているのかわからない。ただ兄弟がどうなったか知りたいだけなのに、応えてもらえない。

 校長先生は、まだ兄だけでは供物として足りないからこれから続々と彼に続く卒業生を作っていくと言い出す。他のではなく、今までいた兄妹はどうなったのか。

 すると校長先生は今までいた彼らも君と同じ卒業生となる、といいだいし彼らが積められたプールを見せてくれる。彼らを凝縮してまた一から兄のような存在を作るのだと。彼は特殊遺伝子を持つ子供で、彼のような存在を創るためにこのように大量の子供たちがプールに沈められているのだという。

 あまりの事に精神崩壊を起こしかねない状態だったが、彼のあとに生まれた妹と対面して兄は決意する。何も知らない妹に兄妹は強い絆で繋がっており、兄は何が会っても妹を守っていくのだと伝え、二人は今回の計画を実行した。その手引きは博士が手伝ってくれたおかげでうまく事が進んだようだ。

 彼らはこの宿命から逃げることを心に誓い、供物ではない人生を勝ち取るために、詐欺師たちを巻き込んだらしい。

 ロケットまでたどり着いた今、兄妹たちからの依頼は終了した。アクダマ達に着けちえた首輪を外し、それぞれの口座に金を振り込み、あとはロケットの発射を待つのみになった。詐欺師は二人の門出を祝い、またいつか会おうと固く約束を交わした。

 だが、間もなくロケットも出発するとなったその時、反乱は起きた。妹が突然刺されだ。下手人は医者。土壇場に来ての医者の反乱。仲間にいるときは役に立っていたが、反旗を翻すと、このサイコパス医者はかなり危険な相手になってしまう。

 医者の反乱に困惑している間に、処刑科のボスまでもが攻め入ってくる。なんと、医者がボスにアクダマたちの情報を渡していたのだ。

 大量の処刑科と交戦になってしまうが、ロケットのタイムリミットは迫っている。兄はなんとかロケットに乗り込み月に行こうとするが、処刑科ボスは、月は戦争の際に壊されており、今見えている月は映像であるという衝撃の事実を発表する。

 まさかの目的地が消失していたという事実に、一瞬諦めそうになる兄。だが、兄は詐欺師と妹に自分の思いを託し、二人をロケットの中に無理やり押し込み、自分は捕まってしまう。

 行き場を無くしたはずのロケットは発車時間を迎え打ち上げられてしまう。このロケットはどこに向かうのか。妹と詐欺師は宇宙にたどり着いてしまうのか。残されたアクダマ達はどうなってしまうのか? わからないことだらけだが先が気になって仕方がない。はたして、どうなる!?

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