TVアニメ『アクダマドライブ』設定もやばいし展開もやばい第2話

TVアニメ『アクダマドライブ』公式サイトより

 設定からしてヤバイ作品だけれど、展開も早くてその強引さでつい引き込まれてしまう。

 一堂に会したアクダマチーム。突然しゃべり出した猫に言われるがままに、どんどんヤバイ方向へと話は進んでいく。突然しゃべり出した黒猫は、ロボットなのだそうだ。誰か裏で捜査する黒幕がいるようだが、今はそれどころではない。ここに集まったメンバーそれぞれの口座に一億円がポンと支払われており、さらには首輪まで取り付けてきた、その目的は何なのか?

 黒猫によると、ここまで残ったことでその実力が証明されたとして一般人とチンピラは元の計画にはなかったが、これから先も付き合ってもらうことにした、とサラリと宣言されてしまう。

 殺人鬼を解放し、全員に首輪をつけるまでが、黒猫曰く「フェーズ1」。これから先、ここにいるメンバーにさらに大きな仕事を頼みたいという。さらにフェーズ2はまだどんなアクダマも到達したことのない領域の大仕事なのだそうだ。

 そういうデカイ規模の話が好きな喧嘩屋はそう聞いてテンションが上がるが、一般人はただただ震え上がるばかり。黒猫のいうフェーズ2の大仕事の内容は「シンカンセンの襲撃」。信仰の対象ともなっており、カンサイとカントウをつなぐ唯一のもの、シンカンセン。これを襲撃することで、アクダマたちには10億の金が振り込まれることになるそうだ。

 かなりリスクも高い作戦になるため、落ち着いて作戦について話せる場所に移動しようと、バスに乗ることになったのだが、このメンバーで静かに移動などできるはずもない。喧嘩屋が走っているバス(飛行船のような形状)を襲い、中にいた人間を殺して自分たちの行きたいところに向かうというかなり滅茶苦茶な方法で移動を開始する。

 移動中、まだであったばかりノアクダマたちの素顔が少しだけ描かれる。みんなそれぞれヤバい奴だが、喧嘩屋とチンピラはなんともIQの低い会話で盛り上がり、ハッカーはバスのシステムに興味津々だったがあまりに単純で早々にがっかり、医者は運び屋を色仕掛け。殺人鬼は空から見るカンサイの街のネオンの赤い部分に大興奮。どうやら血を連想してテンションが上がるようだ。どんどん車内の赤にも注意がうつろい、それらをどんどんタッチしていく中で、非常用ボタンを思い切りタッチしてしまった。

 このおかげでバスは暴走。目の前に迫る七つ星ホテル「ゲイシャでマイコ」に衝突してしまった。勿論、ここで誰かが命を落とすようなことにはならない。全員無傷で、むしろホテルに入れてラッキーくらいの勢いだ。

 ここで番組内番組が入る。簡単な現在の日本の様子について説明してくれる番組だ。現在日本はカントウがほとんどを取り仕切っているらしい。過去、日本では戦争が起こり、カントウはカンサイに最新型の爆弾を落とし、カンサイは焼け野原になったのだという。だがそこに物資などを送って助けたのもほかならぬカントウ。だから今ではカンサイはカントウを拝むようになったという。

 この番組内番組は今後も定期的に挟み込まれるのだろうか……。とにかく日本もかなり危険な状態であることはうっすらと理解できた。

 アクダマたちはホテルに来たことを好機ととらえ、スイートルームでシンカンセン襲撃について詳細を聞くことに。シンカンセンは、この国で唯一、カンサイとカントウをつなぐ神聖なもの。このシンカンセンに乗せられた積み荷を奪うのが今回の彼らへの依頼なのだそうだ。だが、このシンカンセンは並のセキュリティではなく、この国でも侵入不可能といわれているハンコセンターにも匹敵するほど厳重に守られているらしい。

 さらにシンカンセンが停車する時間はたった20分しかない。ここに、チームでアクダマたちを雇った理由があるらしい。それぞれの得意分野で強奪のために個性を生かしてもらいたいというのだ。

 シンカンセンはドアや窓も一切なく、積み荷の搬入口があるだけだという。さらには、カンサイからカントウに向かう通路の中に絶対隔離領域というものがあるらしく、走行中の襲撃は不可能なのだそうだ。

 一般人は話を聞けば聞くほどしり込みしてしまうが、脱落者がいたら首輪を爆発させるつもりだったと言われては、そんなことも言えやしない。さらに一般人はなぜか殺人鬼から気に入られてしまった様子でそちらの対処にも大慌てだ。

 作戦について色々黒猫から話を聞いていたが、それを邪魔する奴らが乗り込んでくる。彼らは処刑科という警察機関の人間、師匠と弟子だ。弟子はアクダマの中でかなり戦闘力の高い喧嘩屋とタイマン勝負に持ち込むが、今までなすすべなく喧嘩屋に殺されてきた面々とは違い、互角かそれ以上で戦っていた。ハッカーは早々に部屋から黒猫を連れて逃走。一般人とチンピラは影で頭を抱えて隠れるしかできない。この二人不憫すぎる。 

 何人か、まさか死んだ? と思わせる描写があったのだが、最終的に、なぜか運び屋のバイクが現れて銃を大きくぶちかまして、アクダマ一行は逃走を図ることに成功。

 だが、処刑科の面々とはこれからも多く対立することになりそうだ。師匠と弟子、強い……。

 それぞれバラバラになって逃げたが廃工場で誰一人欠けることなく再会を果たす。医者は首を掻っ切られていたように見えたが、セルフメディケーションできる、と何事もなかったかのようにやってきていた。黒猫もこんなに早く処刑科に狙われることになるとは思っていなかったようで、この依頼の大変さをより実感したようだ。

 だが、計画はすでに走り出してしまった。シンカンセンの中には一体どんな積み荷が乗っているのか? 20分の間にこれを奪取し一般人たちは10億円を手に入れることができるのか!?

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