TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』鬱な沙都子ルート回がスタート!第9話

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式サイトより

 祟り殺し編をベースにした祟り騙し編がスタート。沙都子ルート回だ。

 冒頭からこのルートのキーパーソンである北条鉄平の姿が描かれ胸糞の悪いスタートだ。毎回初回は日常パートで平穏な雛見沢の毎日が描かれるのでのんびり見れるが、所々に不安要素が混じっていて不安をあおるのも忘れない。

 各ルートで日付を知らせる方法が違っていたが、今回は新聞でその日が何日なのかを知らせるようだ。最初のシーンは6月9日。いつものように学校でそれぞれにお弁当を広げている部活メンバー。

 魅音のお弁当の中身が豪華だという話題から、それぞれのお弁当箱の中身について議論がスタート。沙都子のお弁当の中身の話になったところで圭一がついついからかってしまったことから、圭一も自分でお弁当を作り、明日の昼はお弁当対決にしようという事になってしまう。
 
 さらにタイミングが悪いことに、圭一の両親が仕事で東京に出向いてしまい明日の弁当どころか今日の夕飯すら用意がないことに。とりあえずやってみようと家にある食材と料理本を開いてみるが、全くどう作っていいかがわからない。とりあえず簡単そうに見えた野菜ためを作ってみることにしたが、小さじ1の油の量の小さじがわからず、お玉いっぱいの油をフライパンに投入してしまったことで火炎が立ち上ってしまう。

 圭一的には本格中華のよう、とテンションが上がったが、火事一歩手前である。この危機を救ってくれたのが、沙都子だった。沙都子と梨花が、圭一が一人でお弁当など作れるのだろうかと様子を見に来たら、家から煙が出ていたので踏み込んできたのだという。

 なんとか火災も免れたが、作ろうと思っていた野菜はおじゃんに。弁当作りは勝負の前に勝敗が決まった戦いだったのだ。
 
 沙都子はそんな圭一の様子を見て、仕方ないといわんばかりに盛大にため息を吐き、お小言を言いながら調理のしたくに取り掛かる。

 圭一は梨花と一緒にテレビでも見てろと台所からつまみ出されてしまう。ぷりぷりしながら料理をする沙都子とは対照的にやたらと梨花がニコニコしている、と圭一は思ったが、梨花に言わせると今日の沙都子はとても楽しそうだという。

 今の沙都子の様子はにーにー、兄の悟史がいた時のようで、とてもうれしそうなのだそうだ。

 出来上がった料理はシンプルながらもしっかりとしたもので、圭一も思い切りがっついてしまう。だが沙都子は自分で作ったのはご飯とお味噌汁だけでおかずは缶詰を開けただけだし……と謙遜する。圭一はそれでももっと沙都子をほめ、自分の完敗だと負けを認めた。

 梨花は楽しい食事の時間にまたしても悟史の名前を出し、圭一とごはんを食べていると悟史とごはんを食べている時のようだと言いだした。

 その言葉に沙都子も懐かしそうな様子を見せ、兄のことを思い出していたようだ。まだ圭一は、沙都子の兄がなぜ沙都子を置いて「家出」をしてしまったのか知らない。

 食事が終わり、家に帰る二人を見送る圭一。帰り際、梨花が圭一に「今日の圭一は100点満点だった」と告げる。 自分では悟史の代わりは出来ないが、圭一ならそれができる、と意味深なことを告げて、帰っていった。

 翌日は沙都子に付き合ってもらって夕飯の買い出しに出かける圭一。タイムサービスの攻め方や食材の選び方を叩き込まれ、一緒に帰宅しごはんを作ってもらう。楽しい時間を過ごし、沙都子も圭一の両親が帰ってくるまでは手伝ってあげる気でいたようだが、翌日には両親が帰宅してしまうことになってしまう。

 さらに翌日。レナの「沙都子がピンチ」という電話を受け、圭一が慌てて武器としてゴルフクラブを抱えて駆けつけると、そこでは野球の試合が繰り広げられていた。沙都子がピンチというのは試合終盤で負けるか勝つかの瀬戸際だったからだ。結局沙都子がホームランをぶちかまし、試合には勝利、翌日バーベキュー大会が開催されることが決定した。

 バーベキュー大会では、少年野球チーム雛見沢ファイターズの監督が肉を提供。彼とは昨日初めてあった圭一だが、楽しそうにはしゃぐ沙都子を見ていたら突然話しかけられる。彼は沙都子を大切に思っており、彼女が大きくなったら求婚しようと思っている、と突然真顔で言いだす。本当は養子に迎え入れたいらしいが、独身では養子に迎えることが出来ないらしく、歯がゆい思いをしているようだ。

 彼の口から、沙都子にまつわる不憫な身の上を教えてもらうことになる。彼女の両親がなくなっていること、兄も家出をしてしまっている中、梨花と助け合って暮らしていること、そんな沙都子を守ってあげたいと監督が思っていることが伝わってくる。

 監督も、圭一が沙都子を大事に思っていることを感じ取り、二人で彼女を絶対に泣かせない、と約束を交わした。

 このルートでは詩音があまり沙都子のことを好意的に思っていないはずだが、祟騙し編では、自らを「沙都子のねーねーですから」という詩音という風に変更がなされていた。

 監督から色々と話を聞いた後、バーベキュー大会に参加していた子供たちが、オヤシロ様の祟りについて話しているのを聞いてしまった圭一。

 帰り道で魅音とレナにそのことを訪ねてみることにしたのだが、「オヤシロ様の祟り」という言葉にレナが敏感に反応したことに気付いた魅音が気を聞かせて二人きりになるように仕向け、色々と話をしてくれた。

 沙都子の両親がダム誘致派だったこと、それゆえに事故にあったことがオヤシロ様の祟りと言われ、翌年には悟史が転校したことも同じように括られたことから、オヤシロ様の祟りということを部活メンバーの中で出さないようにしているということ。

 今は平和に暮らしている沙都子にわざわざ悲しいことを思い出させることを言わなくてもいい、と圭一も今後はその話をみんなのいる所ではしないと約束して、この話は終了した。一方そのころ、片づけを先に切り上げ一人買い物に出ていたはずの沙都子が、叔父である北条鉄平に連れられ、家に連れていかれるシーンが差し込まれた。

 ここから辛い展開がずっと続くと思うと苦しい‥‥…。 カットされている部分や変更点も多いが果たしてどうつながっていくのか。祟騙し編、次回に期待だ。

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