TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』オリジナルからの改変で後味悪し?第8話

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」公式サイトより

 今回の「業」の〇〇騙し編は本当に従来のシリーズからひねってあって何がなんだか……。今回で綿騙し編は完結だが、かなり後味の悪いものになっている。

 不気味な梨花の態度に後悔と恐怖で押しつぶされそうになる圭一。だが午後の授業が始まる際に、その梨花もまた姿を消してしまう。学校は騒然となり皆で手分けして梨花を探すことに。

 ここで沙都子が梨花と先程まで話してたのは圭一じゃないか、と問うときの顔がなにもかもを知っているかのような表情だった意味は何かあるのだろうか。
 
 圭一は一人梨花を探しており、その際に開かない扉を発見する。だが、そこに魅音が屋根に何かいると声をかけられたことでそちらに意識が行ってしまう。梯子をつかって屋根を覗くもそこには梨花の姿はない。そのまま降りようと思った圭一だったが、梯子を抑えてくれていた魅音の様子がおかしい。

 梨花は祟りを権威にしてきた御三家の一人であの子が元凶だ……とぶつぶつ呟き、梯子を思い切りゆすり出す。その行動といつもの魅音ではない状態に恐怖を覚える圭一。やめてくれと叫んでも聞き入れてもらえず、命の危険を感じる。

 そこに先生がやってきたことで、魅音はいつも通りの様子に戻る。先生は今日はもう学校を終わりにするから早く帰るようにと伝える。

 そのまま家に帰った圭一だが、自分が祭具殿に入ったことで富竹・鷹野、そして梨花までもが姿を消してしまった事実にどうしていいかわからないでいた。そんな圭一の元に魅音から電話がかかってくる。有無を言わせぬ口調で魅音の家にこいというのだ。

 断ることもできず、言われたままに魅音の家に向かう。初めていく魅音の家は広く、古く、圧倒させる雰囲気をもっている。

 居間に迎え入れられると、多愛もない話で場が和んだが、魅音がお茶を入れて戻ってくると、着物に着替え園崎家当主として圭一を迎えたことを示すようにピリッとした空気に変わってしまう。

 魅音は圭一が命を狙われているかもしれないという自覚があるか、と問うたことをきっかけに、圭一は祭具殿に侵入してしまったことを土下座して侘びる。魅音としては、圭一がちゃんと罪の意識を持ってくれたことを尊重してくれたが、笑いごとじゃすまないと思っている人たちがいることも伝える。

 そして魅音は圭一に、自分はこれから先何があっても圭一の味方だから信じてほしいと告げる。

 圭一は、明らかに様子が違う梨花などを見てしまったことから 誰を信用していいかわからない、と伝えるがあまりにも真剣な魅音の態度に、彼女を信じることを誓う。すると魅音は圭一をある場所へと連れ出した。

 そこは祭具殿で見た道具と同じようなものが綺麗に並べられている場所。綿流しの儀式ができるようにと作られた秘密の場所だった。

 さらにその先には魅音のセーフティールームと呼ばれる牢屋のような場所があった。彼女曰く、ここなら一か月くらい生活することができるのだという。自分がなぜこんな場所に連れてこられたか理解できない圭一だったが、魅音はこの中に圭一に隠れていてほしい、と懇願し圭一が油断した隙に、その中に彼を閉じ込めてしまう。

 魅音はオヤシロ様の祟りの実行者を名乗る何者かが、この5年ほど暗躍し次々と人が死んでいく連鎖を止めるために動くのだという。過去にあった村の誰かが困ったら解決できる誰かが気を回すという仕組みが悪い方に悪い方に向かってしまった現状を、御三家の筆頭当主として終わらせる覚悟を決めたのだという。

 圭一は、魅音が一人でその覚悟を背負わなくていいと説得したが、彼女は聞かない。以前、圭一が魅音を女の子扱いしてちゃんと人形をくれたことを感謝し、彼への思いを告げ、彼を守るために立ち上がってしまった。

 魅音は来訪者が来たことを確認し、拳銃を携えて、圭一の前から立ち去ってしまった。残された圭一はなんとか脱出しようと体当たりで牢屋を破ったがそのあとの扉はどんなに体当たりを繰り返しても開くことは出来ず、そのまま意識を無くしてしまう。

次に目が覚めた時には警察の大石が血相を変えて彼の名前を呼んでいた。そのまま病院に運ばれ、退院した時には全てが終わっていた。

 退院後に話しかけてきた大石に話を聞いたところ、あの場で生き残っていたのは圭一だけだったのだという。

 圭一がいた牢屋のさらに奥には井戸があり、その中から村長、そして魅音の祖母、詩音の遺体と10年以上前の白骨遺体などが発見された。そして梨花は学校の便所から遺体で発見。魅音は沙都子と相打ちしたような形で二人とも遺体で発見された。

 圭一は、魅音が一番安全だといった場所にいたがその中には多くの遺体があった。さらに梨花の死体も、魅音が話しかけてこなければ圭一が発見していたはずだ。そうなると、魅音がそれらの遺体作りに加担していたこになるのか?

 一体、なにがどうなっているのか? 何もわからないまま幕は閉じる。綿流し編だと、梨花と沙都子は魅音宅に誘い込まれて殺される。だが、今回は梨花が一人で殺されその後に沙都子が出向いて相打ちとなって死んでいたりと筋が変わっている。

 さらに圭一も魅音の手で大怪我を負うはずが、それもなく魅音に守られている。これはいったいどういうことなのか? 次回からは祟り騙し編がスタートする。沙都子がメインのエピソードになるはずだがいったいどうなるのか……。次回も楽しみだ。

TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』オリジナルからの改変で後味悪し?第8話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!